お口の中には、たくさんの細菌が住んでいます。咳や物を飲み込む機能が低下すると、食べ物やお口の中の細菌が気管に入り込み肺炎を起こしてしまいます。これを誤嚥性肺炎と言います。若い人では防御反応が働くので問題にはなりませんが高齢者では死に直結する重篤な病気です。また高齢者の死因の第3位が肺炎であり、90歳以上だと第1位となります。そのほとんどが誤嚥性肺炎です。予防するのに一番大事なのが、お口の中を清潔にすることです。当院では老人ホームにおいて誤嚥性肺炎の予防として専門的口腔ケア、飲み込みの機能を回復させる摂食嚥下リハビリテーションを行っています。周りの方や、ご家族の方で気になる方はご相談下さい。