いつの時代も、「入れ歯が合わない」という声は少なくありません。入れ歯の良し悪しは、歯科医だけでなく入れ歯を作る歯科技工士も大いに関係しています。
 部分的な物も含めると入れ歯を使っている人の割合は、65歳以上の実に9割に上るそうです。 一般的な入れ歯は、歯が抜けた後の歯ぐきを土手にして唾液の吸着力などで固定します。ところが、入れ歯は作製後、長い間使っているうちに、すり減って噛み合わせが変わるもの。問題なく噛めていたとしても、半年に一度、歯科医院に通って正しい噛み合わせをチェック
してもらうことが必要です。
 安定剤をつけないと外れてしまう場合は、サイズや形が合っていないことが多く、噛み合わせがズレたり、歯ぐきがやせる原因にもつながります。サイズが合わない小さすぎる入れ歯も噛み合わせがズレたり、歯ぐきがやせることがあります。
 今の入れ歯が合わないという人は、まずは、かかりつけの歯科医師に相談してみてください。