いろいろな原因が考えられますが、歯ぎしり、噛みしめ、くいしばりなどの癖("ブラキシズム")が関係していることが少なくありません。ブラキシズムがひどくなると、歯の摩耗や歯の破折、歯周疾患、顎関節症、肩こりなどの様々な問題を引き起こすことが指摘されています。もっとも、近年の研究では、不安やストレスを緩和させる役割があるともいわれており、一概に"悪癖"扱いできないようです。ストレスの多い現代人にとっては、悩ましいですね。
 睡眠中のブラキシズムを根本的になくすことは難しいと言われます。歯に加わる強い力から歯を守るために、マウスピースを装着する対処療法があります。一度、歯医者さんに相談してみてはいかがでしょう。