。成人の多くがかかっていると言われている歯周病。 動脈硬化症・糖尿病・非アルコール性肝疾患・関節リウマチ・早産などのリスクが高まることが知られています。 今までこれら 「全身の健康に影響を与えるメカニズム」 は、歯周炎からよくない物質が全身へ流れると思われていました。 今年5月、新潟大学の研究で新しい発見がありました。 歯周病の菌が腸内細菌のバランスを崩し、腸壁がもろくなります。そこから侵入した毒素が血液で運ばれ、全身に影響を与えると言います。口の中にふだんいる細菌が気道へ侵入し、肺炎をおこすことも知られています。長生きの秘訣はお口に悪い菌を溜めないこと、体の中に入れないことです。まず朝夕のブラッシングでしっかり歯垢を取り除きましょう。義歯をお使いの方は洗浄液も使って、清潔にしてお食事なさってください。そして、定期健診にお越しいただき、衛生士によるプロケアをお受けください