子どもの歯ブラシは歯並びや口の大きさ、歯肉の健康状態に合わせてブラシの大きさや毛の硬さを選ぶことがポイントです。
 大きさは、口の中で操作しやすいように小型のものが適しています。幼児期には親が仕上げ磨きをすることが多いので、親がペングリップ(鉛筆の持ち方)で持ちやすい歯ブラシを選ぶのが基本です。子どもが自分で磨く用には子どもが持ちやすい太さを選びます。ブラシ部分の大きさは乳臼歯1.5本分前後のものがよいでしょう。
 学童期になると自分でほとんど磨けるようになります。幼児期同様に子どもがもちやすいものにします。ブラシ部分は口の大きさに比例して大きくし、乳臼歯2本分以内のものを。毛は歯肉の状態が健康であれば、「ふつう」の硬さを選びます。
 歯ブラシの持ち手は様々な形のものが市販されていますが、ストレートで握りやすいものが無難です。持ち手の断面が円形に近い棒状のものはブラッシングすると回転してしまいやすいです。
 乳歯の生え変わり期用として乳歯と永久歯が入り交じった凹凸の歯並び用になった形のものも売られています。