乳児期、乳歯がどんどん生え、成長がめまぐるしい時期、色々な食材を使って食べるトレーニングを開始しましょう。
 栄養も大切ですが栄養素を摂るというよりは、色々な食材にふれ、噛むことに慣れていく準備期間でもあります。噛む能力は離乳食の段階から身につきます。
 健康な歯を育てるため、栄養バランスとともに”噛みごたえ”を意識すること。しっかり噛んで食べることは、食べ物を噛み砕いて消化をよくする以外にも口内を清潔にしたり、あごを強くしたりなど、様々な効果をもたらします。
 そこでこの時期の調理ポイントは、歯の成長に合わせて商材のかたさを変えることです。歯がほとんどない時は”どろどろ状”、前歯が生えてきたら”小さく軟らかく”、前歯が生えそろったら”かじれる程度に、と段階を踏んで食材の大きさとかたさを変えます(例えば、どろどろのおかゆ→舌で潰せる煮物→歯ぐきと前歯で潰せるパンケーキ)。野菜はゆでて使うのが基本でスプーンで潰したり、みじん切りしたりと工夫しましょう。