枚方市の「宮園歯科日記」

大阪 枚方市の歯医者さん 【宮園歯科医院】 より、 「当院のお知らせ」 と 「歯科の耳寄り情報」 をお届けします。

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2022年01月

 長年、お付き合いのある患者さんが「むし歯になったようなんです」と久しぶりに来院しました。これまでは良好なお口の状態を維持していたので、首を傾げながら口腔内をチェックしました。すると、1、2、3…合計6本もむし歯になっており、溶けたような歯までありました。
 ここまで悪化するのは何か原因があるはず。患者さんに「普段の生活や食事で変わったことはありませんか」と尋ねると、「健康のためにサプリメントを摂るようになりました」とのこと。知人から勧められ、1年前から食後にクエン酸のタブレットを舐めるようになったと話していました。
 酸性の強い食べ物や飲み物は歯に大敵です。歯の表面のエナメル質を溶かし、むし歯のリスクを高めます。もし摂取するなら、飲食後に必ず水やお茶でお口をすすいでくださいね。

◆リスクが高い部位
  前から数えて8番目の永久歯は、親の手を離れるころに生えてくることから「親知らず」「智歯」と呼ばれています。個人差はありますが、一般的に17~20歳過ぎにかけて生えてきます。なかには斜めや横向きに生える人、歯肉に埋まったまま生えてこない人もいます。「親知らず」はお口の一番奥に生えるため、ブラッシングが不十分になりがちです。プラークがたまると歯肉に腫れや痛みが生じる「智歯周囲炎」を引き起こします。むし歯・歯周病のリスクが高い部位のため、特に注意が必要です。斜めや横向きに生え、隣の歯を圧迫する場合は抜歯が必要になることもあります。
  手入れの方法は、歯ブラシの毛先が「親知らず」に届くように意識して磨くことが大切です。大きく口を開けるのではなく、頬の力を抜き斜め・横からも歯ブラシを当てるようにしましょうブラシ部分が小さい「タフトブラシ」を使えば、「親知らず」の奥側や頬側も効果的に磨くことができます。

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