枚方市の「宮園歯科日記」

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2017年08月


食べるのには困らなくても、歯の黄ばみなどの変色は気になるものです。
変色の多くは、お茶やコーヒー、タバコのヤニなどの色素が歯に沈着することで起こります。
神経を抜いた歯やむし歯によるものもあります。
まれに、歯の形成期に服用したテトラサイクリン系抗生物質の副作用が原因になることも。


【改善法】
変色の改善方法は、原因によって異なります。
色素沈着による場合は、歯を研磨して汚れを落とすだけでもある程度きれいになります。
ただし、元の歯の色以上に白くはなりません。
色素沈着以外の原因には、歯を薬剤で白くする「ホワイトニング」や歯を削り充填物・技工物で修復する方法があります。
近年、自分の歯をより白く見せるために、「ホワイトニング」を希望される方も増えています。
とはいえ、ホワイトニングも万能ではありません。
もとの歯の色や変色の原因によっては、さほど効果がみられないこともあります。
歯の色が気になる方は、気軽に歯科医師や歯科衛生士にご相談ください。




ブリッジとは、歯を失った時に両隣の歯を削り、橋(ブリッジ)をかけるように代わりとなるダミーの人口の歯を入れて、抜けた歯を補う治療方法です。
保険が効く一般的な治療です。
ブリッジは入れ歯のように自分では取り外しができないため、安定感があります。
一方で、「においが気になる」という方が少なくありません。
においの原因は、構造上プラークなどの汚れが溜まりやすいことにあります。
しかし、適切にお手入れをすれば、汚れもたまらず、歯周病予防にもなります。

*磨き方のポイント
ブリッジの磨き残しが多い場所は次の3カ所です。ていねいにブラッシングしてください。
①ダミーの歯の下
②ダミーの歯の両隣の歯の連結部
③両隣の歯の被せものと歯肉の間

歯間ブラシやフロス、ワンタフトブラシの併用が効果的です。

*放置で新たなトラブルに
「磨きにくいのであれば、ブリッジを装着しない方が良いのでは?」と考える方もいるのではないでしょうか。
歯を失ったまま長く放置していると、見た目が悪いだけでなく、新たなトラブルの原因になります。
歯が抜けたスペースに隣接する歯が傾倒したり、噛み合う相手の歯が伸びてしまうことが少なくありません。
放置は、連鎖的に歯が抜ける原因にもなります。早期の治療をおすすめします。

夏場を迎えると、発生しやすくなる食中毒。原因の大半は細菌性のものです。
よく噛んで食べることが、細菌性の食中毒予防に一役買うことをご存知でしょうか。

胃酸の力
食品に付着した細菌が少量であれば、食べたからといって、必ずしも食中毒にかかるわけではありません。
胃液は強酸性のため、殺菌作用があるからです。
コレラ菌でさえ胃液を1滴落とせばたちまち死滅するとも言われています。
加えて、唾液そのものにも強い殺菌効果があります。
ところが、何らかの理由で十分に殺菌されず、小腸に達すると、菌が増殖し、食中毒を起こすと考えられています。
その原因の一つが、よく噛まずに飲み込んでしまうこと。
噛み砕かずに飲み込まれた食物は胃の中で胃液に十分に触れることができず、細菌が生き残ってしまうのです。
もう一つは、胃の中の酸性度が低くなり殺菌効果が弱まる場合です。
食事の時にお茶や水を多量に飲んだり、胃薬によって胃液の分泌が抑えられていると、細菌が死滅しないと考えられます。
柔らかい食物が好まれるようになり、現代人は咀嚼回数が減っていると言われます。
子どもたちが、給食のパンをちぎってスープにつけて食べたり、牛乳で流し込みながら食べるなど、よく噛まずに流し込む「水洗式咀嚼」も珍しくありません。
むし歯が多いなど噛めない子どもほど流し込みがちに食べるそうです。
歯を大切にし、食事中の水分摂取量を減らしてよく噛むことを心掛けたいですね。





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