枚方市の「宮園歯科日記」

大阪 枚方市の歯医者さん 【宮園歯科医院】 より、 「当院のお知らせ」 と 「歯科の耳寄り情報」 をお届けします。

歯やお口のお悩みはお気軽にご予約 TEL 072-848-1105 ください。

2017年03月

 子どもは6歳前後から永久歯に生え変わり始めます。まず、下の前歯がグラグラしてきて、食べたりするときに気持ち悪がったり、痛がったり、少し出血したりしてその状態が長く続きます。
 この時、無理に力を入れて引っ張ると、歯ぐきが裂けたり、歯の根っこが折れたりすることがあるので気を付けましょう。最初はグラグラしていますが、やがて舌や指で揺らしていくとブラブラ状態になってきます。そうなれば無理のない程度に指で引っ張っても大丈夫です。
 乳歯が永久歯に生え変わる時期は男女差や個人差がありますが、目安として知っておくとよいでしょう。前歯は6~8歳、犬歯は9~12歳、臼歯は10~12歳頃に生え変わります。
 ただ、①上記時期よりも早くぐらついている②グラグラして食事の時に苦痛を訴える③乳歯が抜けていないのに永久歯が生えてきた場合は、歯科医院の受診をお勧めします。
 生えてきた永久歯はやわらかく、むし歯になりやすいため、フッ化物を塗布しましょう。

 歯の表面が黄ばんだり、くすんだりしていませんか。「ステイン」(着色汚れ)は、日常生活の中で少しずつ付着し、時間が経つほど落ちにくくなります。
 ステインは、▽お茶やコーヒー、チョコレートなどに含まれる色素▽タバコのヤニ(ニコチン、タール)-などが原因です。歯の表面を覆うタンパク質の薄い膜と結び付き、汚れが蓄積されるため、水で口をすすいでも簡単には落ちません。毎日の歯みがきでステインをしっかり取ることが大切です。
 頑固に染み付いた汚れには、ホワイトニングが効果的。ホワイトニングは専用の薬剤を歯に塗布し、削ることなくステインを除去する方法です。薬剤の主成分である過酸化水素や過酸化尿素が着色物質を無色透明に分解し、歯を元の白さに戻します。
「ホワイトニングをすると歯が弱くなる」と思っている人もいますが、それは間違いです。食事をした時と同じように、歯のカルシウム成分が一時的に溶け出す”脱灰”が起きますが、唾液の作用ですぐに再石灰化すて元に戻ります。ホワイトニング後にフッ化物を塗ることで脱灰を防ぎ、歯を強化することもできます。
 ホワイトニングの効果には個人差があり、食生活や喫煙習慣などによって持続期間も異なります。3~6ヶ月に一度のクリーニングをお勧めします。

↑このページのトップヘ