枚方市の「宮園歯科日記」

大阪 枚方市の歯医者さん 【宮園歯科医院】 より、 「当院のお知らせ」 と 「歯科の耳寄り情報」 をお届けします。

歯やお口のお悩みはお気軽にご予約 TEL 072-848-1105 ください。

2015年09月

喫煙者の歯や歯ぐきが変色するのは、約4千種とも言われる化学物質からなるタールによるもの。タールには発ガン物質をはじめ200種もの有害な物質が含まれているため、お口の中の歯ぐき、舌、粘膜のガンのリスクを高めます。
 有害物質に加え、喫煙によって取り込まれる一酸化炭素が血流悪化を引き起こし、歯ぐきの血流を滞らせ、歯周病を悪化させる原因にもなります。喫煙者は非喫煙者に比べ3倍も歯周病になりやすいのです。禁煙は歯周病治療の最初の一歩です。
 歯周病は成人が歯を失う最大の原因であるばかりでなく、口臭も引き起こします。お口の健康に喫煙は大敵です。

かぜの季節です。重症の場合には発汗やおう吐で水分と電解質(ナトリウム、カリウムなどの金属イオン)が必要以上に失われることも。そんな時、電解質補給にイオン飲料は役に立ちます。
 ところが、健康な乳幼児にイオン飲料を与えると体内の電解質が濃くなり過ぎるため、体はそれを薄めようとして水分を欲します(喉が渇きます)。結果、絶えず飲みたくなるという悪循環に。
 もう一つの問題は、イオン飲料は糖分濃度が高いため、高血糖状態となって空腹を感じられず、食生活が乱れます。また、イオン飲料のpHは3.6~4.6と低いため、歯のエナメル質を溶かす作用が高く、むし歯のリスクを高めます。
 特に寝る前や夜中に起きた時に飲ませる習慣はイオン飲料が口腔内に残留するため、問題です。
 脱水が改善したら、水分はお茶、お水(白湯)に戻しましょう。イオン飲料を飲む習慣はむし歯になる原因のみならず、肥満や、食欲不振など子どもの発育に影響を及ぼす恐れがあります。
 砂糖の多いジュースより体に良さそうなイメージがありますが、思わぬ落とし穴に気を付けてくださいね。

↑このページのトップヘ