枚方市の「宮園歯科日記」

大阪 枚方市の歯医者さん 【宮園歯科医院】 より、 「当院のお知らせ」 と 「歯科の耳寄り情報」 をお届けします。

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2015年04月

子どもの「歯」はお母さんのお腹の中にいる胎児の頃からすでに、準備・成長し始めています。なんと、生まれてからは乳児の頃から乳歯だけでなく、永久歯も準備・成長していることをご存知でしょうか。
 乳歯は生後6か月頃から生え始めます。この時、生え始めた乳歯の奥では永久歯の準備が始まっているのです。
 顎の中では、長い時間をかけて乳歯と永久歯が成長していきます。 離乳食が始まるころから、次に生えてくる永久歯のことも考えて、バランスの良い食事を心がけたいものですね。
 特に歯の外側のエナメル質が作られるとき(石灰化の時期)には、カルシウムやリン、ビタミンDを必要としますので、牛乳や小魚、豆類(豆腐・納豆)、小松菜、ひじき・シイタケ等を離乳食のメニューに取り入れて、丈夫な歯づくりをしましょう。
 丈夫な乳歯をつくることが、丈夫な永久歯につながっているともいえます。
 もちろん、生えてからのケアも欠かせません。乳歯をむし歯にしないように、砂糖を控えた食事とおやつで子どもたちの歯を守りましょう。

食べ物をよく噛んで味わう事を「そしゃく」といい、この作業は私たちが生きていくうえでとても大切なことです。一口に30回を目安に噛むといいと言われています。最近はあごの小さい子供も多い為歯並びにも影響してくるので硬い物を食べるといいと思っている方も多いと思います。いきなり硬い物ばかり食べるより食材を大きめに切ったり、歯ごたえを残したりとバランスよく食べる事が大切です。もちろんよく噛む事は大人もとても大切な事です。脳を刺激、活性化して認知症の予防になったり、早食いをしない事で肥満予防にもなります。全身の健康維持に、噛む事は大きな関わりがあり、そのためにも丈夫な歯をもつ事は不可欠です。美味しく食べる為にも義歯が合わなくなったり歯のかみ合わせが気になったら歯科医院に相談してみるといいと思います。 健康な歯で健康な身体づくりを!

 患者さんの中に、かなり昔に作られた義歯の不調を訴えてお見えになる方がおられます。「壊れちゃったけど入れてて痛くないから、壊れた所だけ直して欲しい」と言われます。しかし義歯を拝見すると、入れ歯の歯が半分以下に磨り減っていたりすることも珍しくありません。下ろし立ての靴より履き慣れた靴の方が歩き易いですが、楽だからといっても、靴底がほとんど無くなるほど減っていたら、足・膝・腰まで悪くしてしまいます。入れ歯も同様に自覚症状がないまま顎関節・かみ合わせ・歯肉を悪くしてしまう事があります。楽に感じる状態が身体にとって良いとは言えない事もあります。入れ歯も人工物ですので定期的にメンテナンスし、良い状態で使用しましょう。

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