枚方市の「宮園歯科日記」

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2014年03月

 甘いもの、酸っぱいもの、冷たいものなどを食べたときに「ツーン」としたり、歯ブラシの毛先が歯の表面に当たった時に、「ピリッ」と”歯がしみる”ことがあります。ところが痛みは継続せず、しばらきすると消えていく…。知覚過敏かもしれない。
 むし歯ではないのに、どうして歯がしみるのでしょう?
 歯は、いちばん外側のエナメル質、その内側に象牙質、さらに内側に神経や血管などからできている歯髄という部分があります。
 力まかせに磨きすぎたり、噛み合わせが強すぎたりすると、表面のエナメル質がすり減ることがあります。そうなると、飲食物の刺激などが歯髄に伝わりやすくなり、知覚過敏が起こります。
ほかにも、歯周病で歯の根を支えている骨が失われたり、強すぎるブラッシングなどで歯肉が下がると、歯の根が出てしまいます。こんな場合、歯が伸びたように見えたり、歯と歯のすき間が広がったようになります。歯の根は歯髄に近いため、外部の刺激が歯髄に伝わりやすくなり、これも”歯がしみる”原因となります。
 痛みを抑えるには、刺激を遮断するために、象牙質をカバーする薬を塗るなど様々な治療法がありますが、治らなければ歯髄を取ってしまうこともあります。
 知覚過敏と思っていても、歯と歯の間のかくれむし歯の場合もありますので、早めに歯科医院へ行きましょう。

 子どものむし歯を「いずれ生え代わるから」と放置すると、永久歯や将来の歯並びにも影響することをご存知ですか。
 むし歯などで早期に乳歯を失ってしまうと、隣接する歯が移動して、永久歯が生えるスペースがなくなってしまい、歯並びの乱れの原因になります。つまり、乳歯には永久歯が正しく生える場所を確保する大事な道標(みちしるべ)の役割もあるのです。そのため、子どもでも義歯を入れて永久歯の生える場所を確保することがあります。
 大人の病気と思いがちな歯周病も、最近は小中高生で増加傾向にあります。厚労省の調査では、10歳以上の子どもの20人に1人が歯周病の初期症状である歯肉炎にかかっており、4人に1人は歯石があると報告されています。
 乳歯のころからお口のケアをしっかりすることが大切ですね。
 子どもでも義歯に歯周病、「自分には関係ない?」。
 さぁ、いまから、予防を。

 自分に合った歯ブラシで正しい方法でしっかり磨けば、歯の表面はきれいになります。
 しかし、歯と歯の間の面には、かなりの量の歯垢が残っており、むし歯や歯周病の原因になります。  
 歯の間に残っている歯垢を歯ブラシだけで取り除くことは難しいので、デンタルフロス(糸ようじ)や歯間ブラシといった歯の間を清掃する用具を使うことをオススメします。
 歯間ブラシは自分に適したサイズのものを正しく使うことが大切です。歯間ブラシやデンタルフロスは、誤った使い方をすると歯肉を傷つけたり、歯肉が下がって隙間が大きくなる原因にもなります。歯科医院で正しい使い方やサイズを尋ねてから使い始めましょう。 
 また、歯垢をためないように毎食後の歯みがきとともに、殺菌効果のある洗口液を使用することもオススメします。一日数回、口の中をすすぐと良いでしょう。

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