枚方市の「宮園歯科日記」

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2013年07月

ひどいむし歯になったり、他の歯や顎の関節に負担をかけたりしている場合は、抜いたほうが良いかもしれません。
 その例として、歯ぐきの横から生えてきたり、生えそこなって歯ぐきの中で横向きに埋まったままになっているケースなどです。親知らずがきちんと生えなかったときには、①食べ物のカスなどがたまりやすく歯ブラシが届きにくいためにむし歯の原因になる。②親知らずのせいで周囲の歯肉炎を起こすことがある。③隣の歯を押して歯並びやかみ合わせを悪くする ╌┅ などを引き起こすことがあります。腫れや痛みが出た時には、飲み薬で一時的に抑えることもできますが、繰り返し薬を使用するよりも、抜いた方が良いと思います。もちろん、正常に4本とも生えてきたら他の歯と同じように大切にして下さいね。

大人でも、歯ぐきが下がることで、歯の根の部分が露出しいてくると、そこにむし歯ができやすくなります。このむし歯を「根面う蝕」といい、年をとるごとに増加する傾向があります。
 根面う蝕は発見しにくく、治療が難しいため、歯を失うことにもなりかねません。根面をはじめ、つめものの周辺や矯正治療中の歯、唾液分泌の低下したお口の中(高齢者や生活習慣病の患者さんが服用している薬剤には、副作用として唾液分泌を抑制する薬剤が多くあります)など、大人もむし歯の危険があります。
 むし歯が進行して歯の表面に穴があいてしまったら元には戻りません。ごく初期のむし歯ならフッ化物配合歯磨剤などのフッ化物の積極的な応用を適切なブラッシングと食事コントロールなどと組み合わせることによって、進行を停止させ、修復することができます。歯科医院でフッ化物歯面塗布をしてもらうことは、非常に有効です。

“歯ぎしり・かみ締め・食いしばり”は、だれにでも起こりうることをご存じですか?
 「朝起きた時に顎がだるい感じがする」と患者さんが来院しました。むし歯、歯周病の大きな問題はありませんが、睡眠中に歯ぎしりをしていることが分かりました。歯ぎしりを予防するマウスピースを作って様子をみると、後日、「顎のだるさもなくなり、楽になった」というお電話を頂きました。
 睡眠中だけでなく、日中の起きている間でも無意識のうちに歯ぎしりや食いしばり、かみ締めをしていることがあります。①歯や人工歯(被せ物)が割れる、欠ける②歯がすり減る③歯が浮いたように感じる、揺れる④顎に痛みやだるさを感じる-などの症状のある方は、“歯ぎしり・かみ締め・食いしばり”をしている可能性が高いようです。

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