A:歯科治療では出血を伴う治療や、抜歯など顎骨に影響をあたえる治療があり、注意が必要とされる薬があります。初診時や服薬を開始された際には歯科医師にご相談ください。
 【抗凝固剤】心筋梗塞や脳梗塞などで処方されます。血を固まりにくくするため、出血を強めることがあります。 
 【ビスフォスフォネート系製剤】骨粗鬆症の治療薬では、抜歯などの傷をきっかけに顎骨が壊死するという副作用があることが報告されています。
 【ステロイド】喘息などで用いるステロイドは、免疫機能が低下する副作用があります。歯の根っこの治療や抜歯などでは感染を防ぐため人体の免疫力が重要になるので注意が必要です。
 また、服薬中の薬を打ち消し合う薬を歯科で処方されないようにしなければなりません。人によっては、特定の薬剤が過敏症で使えないこともあります。