子どもの歯は、お母さんのお腹にいる時から既に成長を始め、生まれてからは、乳歯だけでなく永久歯も生える準備を始めています。離乳食が始まる頃には、乳歯の後に生えてくる永久歯のことも考えた食事がしたいですね。永久歯の外側のエナメル質が作られる時期は、カルシウムやリン、ビタミンDが必要ですから、牛乳や小魚、豆類、ひじき、シイタケ類などを摂り入れましょう。
 子どもの歯を守るために砂糖の量だけでなく、酸性にも要注意。酸で歯が溶けてしまうことがあるからです。酸性はPh(ペーハー)値で示されます。7が中性で数字が小さい程、酸性が高くなります。例えば、飲み物ならコーラ(2.2)、スポーツドリンク(3.5)、野菜ジュース(3.9)なども酸性です。食べ物ならレモン(2)やリンゴ(3)なども酸性が高くなっています。ふつうは唾液で中和されますが、摂取頻度が多いと歯に良くありません。
 飲食後は、出来るだけ丁寧にお口の中を清掃することが大切です。