枚方市の「宮園歯科日記」

大阪 枚方市の歯医者さん 【宮園歯科医院】 より、 「当院のお知らせ」 と 「歯科の耳寄り情報」 をお届けします。

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カテゴリ: 歯科情報

 感染を恐れて受診を手控えた結果、歯周病が悪化し抜歯に――。新型コロナウイルスへの感染不安から歯科受診を手控え、症状を重症化させてしまうという深刻な状況が生まれています。 
 大阪府歯科保険医協会が6月に実施した調査では、受診を手控えた結果、急性症状で来院した患者が「いた」と約7割の歯科医院が回答しました。むし歯が進行し歯髄炎になるなど強い痛みに耐えかねて受診する事例が数多く寄せられています。
 急性症状以外にもかぶせ物や入れ歯などの補綴物が外れたり、壊れたりしても受診せずに過ごした患者さんの事例も報告されています。また調査では、受診手控えによって必要な処置や治療ができなかったことが「あった」と回答した歯科医院も約7割に上ります。むし歯や歯周病の治療だけでなく、義歯の作成、抜歯、定期健診など、角な受診手控えによりあらゆる治療を中止・延期せざるを得なかった実情が明らかになっています。
 自己判断で受診を控えることは重症化につながることが懸念されます。コロナ禍においても、かかりつけの先生に相談し適切に受診することが大切です。

近年の学校歯科医もびっくり。あまり口腔内の環境が清潔でない子供よりも、清潔で歯周病の無い子供のほうが、成績が良い傾向にあるようです。噛むという行為は、脳への刺激になります。頭が冴えた状態になります。正しく噛むことによって、集中力・思考力・記憶力を高めることができます。しかし虫歯があると強く噛むことができないし、痛みを伴うことがあるので、集中力もなくなってしまうのです。
噛むことは上あごと下あごを結んでいる筋肉だけを使った部分的な運動と思われがちですが、実は脳の血流や機能の促進を含めた全身運動でもあるのです。
子どもの頃からしっかりと噛むことを身につけさせて健康で丈夫な体と心、勤勉で運動能力にたけた人間形成を願いたいものですが、子供は親の期待に添うために生まれてくる訳ではありません。こうした生活習慣を身につけさせれば、おのずとその後の人生が豊かになるのは・・・と思います。

口呼吸が感染症のリスクを高めることを知っていますか。人体は本来、鼻呼吸するように出来ています。鼻にはフィルター機能があり、空気を取り込む際に誇りや細菌、ウイルスを取り除きます。口呼吸では空気が直接肺に入るため、感染リスクが高まります。そこで紹介したいのが、「あいうべ体操」。口や舌を支える筋肉を使うことで、口呼吸を治すことができます。「あいうべ」体操のやり方は、①「あー」と口を大きく開く②「いー」と口を大きく横に広げる③「うー」と口を強く前に突き出す④最後に「ベー」と舌を口から出して伸ばすーーーの4つの動作を一日30回くりかえすだけ。声は出しても出さなくてもかまいません。
◎むし歯予防にも効果的
 鼻呼吸を習慣ずければ、免疫力が高まるだけでなく、口が乾くのを防ぎ唾液による歯の再石灰化を促すことで、むし歯予防にもなります。
空気が乾燥し、風邪をひきやすい季節です。気楽に取り組んでみてください。

 人の歯は、永久歯のうち12本がとがった前歯、20本が平らな奥歯です。イヌやネコなどの肉食動物は、奥歯までとがった歯が並んでいて、肉をかみ切って飲み込むという食べ方をします。ウシ・ウマなどの草食動物は、とがったキバを持つ種類もいますが、多くは平らな歯で食べ物をすりつぶしやすいようにできています。
 歯の形状に適った割合で肉や野菜をバランスよく食べるのが健康に良いといわれます。社会の発展とともに人間の食生活は大きく変化し、加工した穀物や砂糖などの食物が増えるにつれて、むし歯や歯周病に悩まされるようになったといわれます。動物園の動物やペットは野生動物にはないむし歯や歯周病になるそうです。ブラッシングなどの歯のケアは、豊かな食生活の代償なのでしょうね。

 世界で広がるフッ素利用
 フッ素のむし歯予防効果は日本でも広く知られるようになりました。家庭においてもフッ素を配合した歯みがき剤や洗口液などを多くの方が利用しています。もともとフッ素は自然に広く存在する元素のひとつですが、いつからむし歯予防に利用されるようになったのでしょうか。
 ◇予防効果の発見
 フッ素研究の黎明は100年以上前に遡ります。コロラド州を訪れたアメリカの歯科医師フレデリック・マッケイ博士は、住民の多くが褐色の歯をしていることに驚きました。そして、歯に着色がある住民にはほとんどむし歯がないことに気が付きます。「これは環境によるものに違いない」と調査を始めたマッケイ氏は、飲料水に高濃度のフッ素が含まれていることを発見しました。その後、アメリカ国立衛生研究所によってフッ素を適度な濃度に調整すれば歯が着色することなく、むし歯予防に効果があることが明らかになりました。
 ◇フロリデーション
 フッ素の利用には様々な方法がありますが、水道水のフッ化物濃度を調整するフロリデーションという方法もその一つです。アメリカをはじめ、アイルランド、オーストラリア、韓国など世界61ヵ国、3億6000万人以上がフロリデーションによってフッ素の含まれた水道水を飲み、むし歯を予防しています。 日本では米軍基地内を除き導入されていませんが、厚生労働省は地域の要請に応えて技術支援を行うことを表明しています。むし歯の無い社会に向けて、フッ素利用は世界中で推進されています。

 外傷で歯が抜けてしまっても、歯の根っこの状態によっては元の場所に元どおり戻せる可能性があります。歯を持って急いで受診してください。
 歯の根っこは歯根膜という組織で覆われています。歯を戻すには歯根膜を①触らない②こすらない③乾燥させないーーことが大切です。
 抜けた歯は必ず歯の頭を持つようにしましょう。水道水に浸けると歯根膜がだめになるので、歯の保存液または牛乳に浸けて乾燥を防ぎます。その場に何もない時はとりあえず、本人の唾液に浸します。牛乳なら6時間、保存液は24時間程度保存可能です。

 「歯」が勝敗を左右する!?
 「歯」が勝敗を左右するかもーー。口腔内の状態がスポーツにおけるパフォーマンスに影響することが明らかになっています。
 ◇噛み合わせが影響
 厳しいトレーニングに励むスポーツ選手は毎食しっかり栄養を摂ることが欠かせません。そのためには健康な歯を維持することが重要ですが、それだけで力を最大限発揮できるわけではありません。近年の研究を通じて歯の噛み合わせが競技成績にも影響することが分かってきたのです。
 私たちは重い荷物を持ち上げたり、立ち上がったりする時、歯を噛みしめて体に力を込めます。奥歯を強く噛むことで頭部の重心や関節の筋肉が安定し、大きな力を出すことができるからです。この時、噛み合わせがずれていると顎に力が十分伝わらず、本来の力が発揮できなくなります。
 ◇身体能力を発揮
 咬合と身体機能への影響を調べた研究では、歯を噛みしめた時に下肢の筋活動が上昇することが判明。咬合と体のバランスの研究では、噛み合わせがずれている状態では重心が不安定になることも分かっています。
 力やバランスを重視するスポーツほど噛み合わせの影響が大きくなり、しっかり噛める選手ほど身体能力を発揮できるというわけです。重量上げやボート、体操競技だけでなく、野球やゴルフの打撃の瞬間、射撃やアーチェリーなどの静止が求められる競技も無関係ではありません。
 噛み合わせは歯科医師による治療や指導、マウスピースの装着などで改善することができます。芸能人だけでなく、「アスリートも歯が命」ですね。

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