枚方市の「宮園歯科日記」

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カテゴリ: 小児歯科

子どもの「歯」はお母さんのお腹の中にいる胎児の頃からすでに、準備・成長し始めています。なんと、生まれてからは乳児の頃から乳歯だけでなく、永久歯も準備・成長していることをご存知でしょうか。
 乳歯は生後6か月頃から生え始めます。この時、生え始めた乳歯の奥では永久歯の準備が始まっているのです。
 顎の中では、長い時間をかけて乳歯と永久歯が成長していきます。 離乳食が始まるころから、次に生えてくる永久歯のことも考えて、バランスの良い食事を心がけたいものですね。
 特に歯の外側のエナメル質が作られるとき(石灰化の時期)には、カルシウムやリン、ビタミンDを必要としますので、牛乳や小魚、豆類(豆腐・納豆)、小松菜、ひじき・シイタケ等を離乳食のメニューに取り入れて、丈夫な歯づくりをしましょう。
 丈夫な乳歯をつくることが、丈夫な永久歯につながっているともいえます。
 もちろん、生えてからのケアも欠かせません。乳歯をむし歯にしないように、砂糖を控えた食事とおやつで子どもたちの歯を守りましょう。

 乳児がむし歯予防のために行う歯みがきは、大切な生活習慣の一つです。生え始めた乳歯を見て、「さあ、歯みがきをしなくては!」と意気込む、お父さんお母さん。ちょっと待って。
 生えたばかりの歯をいきなり歯ブラシで磨こうとすると、赤ちゃんはとても嫌がる場合が少なくありません。乳児の発達では、4~5か月頃から身の回りの物をなめる・しゃぶる行為が出始め、唇やお口の中がとても敏感な時期です。無理に磨けば、「歯みがきが嫌い」になり逆効果です。
 まずはリラックスした気分でスキンシップから始めましょう。最初はお顔やお口のまわりをあやすように指で触れたり、お口の中を触って慣らします。離乳食前なら、歯の汚れは、指に巻いたガーゼでふき取るだけでも大丈夫です。
 慣れてきたら、子どもの機嫌の良い時に、乳児用ブラシでやさしく磨いてあげます。
 普段から、家族が楽しそうに歯みがきをしている様子を見せることで、歯みがきに対する抵抗も少なくなると言われています。

 学童期は、乳歯から永久歯に生え変わる時期で、12歳頃までに永久歯28本がほぼ生えそろいます。
 学童期には歯や骨を作るためのカルシウム、骨の材料となるタンパク質、カルシウムの吸収を助けるビタミンDなどの栄養素が欠かせません。
 カルシウムが豊富な食品として、牛乳・乳製品、納豆・豆腐などの大豆製品、魚介類ではワカサギやイワシ、サクラエビ、野菜では小松菜、チンゲンサイ、モロヘイヤなどがあります。ゴマやヒジキ、切り干し大根といった伝統食品にも豊富に含まれています。ビタミンDはサンマ・サバ・ブリ・シイタケ・マイタケなどに豊富です。
 栄養面に加え、「早寝、早起き、朝ご飯」や「よく噛んで食べること」、「家族そろっての食事」は豊かな食生活には大切です。
 お手入れも重要です。歯が抜け変るため、歯並びが凸凹し、歯みがきが難しい上、生えたばかりの永久歯は未成熟でもっともむし歯になりやすい時期です。8~9歳頃までは、保護者の仕上げ磨きも大切です。
 

 乳歯は妊娠の初期(6週頃)に歯の芽ができ始めます。まだ妊娠に気付かない頃です。
 この乳歯の芽を作るときに必要な栄養はタンパク質です。妊娠周期が進むにつれて、カルシウムやリンなどのミネラルが結合して乳歯が作られています。
 じょうぶな歯を作るためには妊娠してからの栄養摂取に気をつけることも大切ですが、常日頃から好き嫌いなくバランスの取れた食事習慣を心がけることが大切です。
 赤ちゃんが生まれたときのお口の中にはむし歯菌の原因菌であるミュータンス菌はいませんが、離乳期に口移しで食べさしたり、同じスプーンを使って食事するとミュータンス菌が感染しやすくなります。
 パパ、ママ、おじいちゃんへ。むし歯や歯周病を放置していませんか?ミュータンス菌や、歯周病菌のいるお口で接すると、赤ちゃんに感染しやすくなります。
 赤ちゃんが誕生する前に、歯科医院を受診して、むし歯や歯周病の治療を済ませ、毎日、しっかりとブラッシングをしえお口の状態を良好に保っておきましょう。

食育とは、生涯を通じて健全な食生活を実践し、食文化を継承し、心身ともに健康な生活が送れるよう、国民一人一人が自らの食について考え、食に関する知識と食を選抜する力を習慣する為の取組みを言います。0~6歳の乳幼児期はお乳を吸う動きから、歯を使って咀嚼する事を覚えるので歯の生え方や口の動きに合わせて離乳食や幼児食を進めていく事が大切です。そして遊びなどから歯磨き習慣をつけると良いです。6~12歳の学童期は乳歯から永久歯に生え換わり、大臼歯も増えて咀嚼力が増す為、おかずの具を大きめに切ってよく噛み味わって食べる習慣が大切です。12~18歳の思春期は永久歯列が完成し、咀嚼力も成人と同じになります。3回の食事をしっかり摂り、過食を防ぎ肥満や生活習慣病を予防する食べ方を身につけ、逆に過度なダイエットで偏食をしないように心がける事が必要です。小児期の食育は豊かな人間性を育む為に必要不可欠で、食卓を通して家族が触れ合う機会が広がると最高ですね。

 子どもの歯ブラシは歯並びや口の大きさ、歯肉の健康状態に合わせてブラシの大きさや毛の硬さを選ぶことがポイントです。
 大きさは、口の中で操作しやすいように小型のものが適しています。幼児期には親が仕上げ磨きをすることが多いので、親がペングリップ(鉛筆の持ち方)で持ちやすい歯ブラシを選ぶのが基本です。子どもが自分で磨く用には子どもが持ちやすい太さを選びます。ブラシ部分の大きさは乳臼歯1.5本分前後のものがよいでしょう。
 学童期になると自分でほとんど磨けるようになります。幼児期同様に子どもがもちやすいものにします。ブラシ部分は口の大きさに比例して大きくし、乳臼歯2本分以内のものを。毛は歯肉の状態が健康であれば、「ふつう」の硬さを選びます。
 歯ブラシの持ち手は様々な形のものが市販されていますが、ストレートで握りやすいものが無難です。持ち手の断面が円形に近い棒状のものはブラッシングすると回転してしまいやすいです。
 乳歯の生え変わり期用として乳歯と永久歯が入り交じった凹凸の歯並び用になった形のものも売られています。
 

 幼児期(1歳半~3歳ごろ)になると奥歯が生え始め、ドロドロの離乳食から固形物を含んだ幼児食を食べられるようになります。好奇心も旺盛になり、食事が楽しくなる頃です。3歳ごろまでには乳歯が20本生えそろい、食物を歯でしっかり噛めるようになります。
 大人と同じメニューでOKですが、ポイントは、「大人より少しやわらかめ」を意識して調理しましょう。上下の奥歯が完全にそろうまでは野菜を少し長めに茹でたり、食材を薄く切るなど、噛みごたえを残しながらも食べやすくする工夫をします。
 噛みごたえのある野菜やお肉を食べさせたいところですが、芯があったり、厚すぎたりすると、うまく食べられず好き嫌いの原因になることもあるので、焦りは禁物です。しっかりと噛んで食事を楽しめるよう、食材の形や大きさに、注意しましょう。
 この時期の筋肉や顎の成長は、これから生える永久歯の歯並びにも大きく影響します。よく噛むこと、食べることが好きになるように成長を見守りたいですね。

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