とてもきれいな歯なのに冷たいものが凍みる。
歯ぐきが下がり歯の付け根も減ってきた。
共通しておられるのは犬歯や小臼歯の角がすり減っていること。
その原因に正常ではない噛む力の強さと方向があります。
これは就寝時のくいしばりや歯ぎしりが大きな原因です。
目覚めていると過剰な力は自然に避けようとします。
しかしnon-REM睡眠の境目では避けようとする制御が効かず、5倍を超える力が出ると計測されています。
これでは埋めてもすぐ減り、最悪歯を割ってしまいます。
このような症例では「硬質樹脂のナイトガード」が効果的です。
肩こりや偏頭痛、背中や腰の痛みにも改善が見られ、噛み合わせが全身に影響を与えている証拠でもあります。
柔らかい樹脂のナイトガードもありますが、顎がしっかり止まらず常にガムを咬んでいるような節電力を生じます。
特別な場合を除き、夜間に使用してはいけません。