枚方市の「宮園歯科日記」

大阪 枚方市の歯医者さん 【宮園歯科医院】 より、 「当院のお知らせ」 と 「歯科の耳寄り情報」 をお届けします。

歯やお口のお悩みはお気軽にご予約 TEL 072-848-1105 ください。

 自分に合った歯ブラシで正しい方法でしっかり磨けば、歯の表面はきれいになります。
 しかし、歯と歯の間の面には、かなりの量の歯垢が残っており、むし歯や歯周病の原因になります。 
 歯の間に残っている歯垢を歯ブラシだけで取り除くことは難しいので、デンタルフロス(糸ようじ)や歯間ブラシといった歯の間を清掃する用具を使うことをオススメします。
 歯間ブラシは自分に適したサイズのものを正しく使うことが大切です。歯間ブラシやデンタルフロスは、誤った使い方をすると歯肉を傷つけたり、歯肉が下がって隙間が大きくなる原因にもなります。歯科医院で正しい使い方やサイズを尋ねてから使い始めましょう。
 また、歯垢をためないように毎食後の歯磨きとともに、殺菌効果のある洗口液を使用することもオススメします!1日数回、口の中をすすぐと良いでしょう。

ひどいむし歯になったり、他の歯や顎の関節に負担をかけたりしている場合は、抜いたほうが良いかもしれません。
 その例として、歯ぐきの横から生えてきたり、生えそこなって歯ぐきの中で横向きに埋まったままになっているケースなどです。親知らずがきちんと生えなかったときには、①食べ物のカスなどがたまりやすく歯ブラシが届きにくいためにむし歯の原因になる。②親知らずのせいで周囲の歯肉炎を起こすことがある。③隣の歯を押して歯並びやかみ合わせを悪くする ╌┅ などを引き起こすことがあります。腫れや痛みが出た時には、飲み薬で一時的に抑えることもできますが、繰り返し薬を使用するよりも、抜いた方が良いと思います。もちろん、正常に4本とも生えてきたら他の歯と同じように大切にして下さいね。

大人でも、歯ぐきが下がることで、歯の根の部分が露出しいてくると、そこにむし歯ができやすくなります。このむし歯を「根面う蝕」といい、年をとるごとに増加する傾向があります。
 根面う蝕は発見しにくく、治療が難しいため、歯を失うことにもなりかねません。根面をはじめ、つめものの周辺や矯正治療中の歯、唾液分泌の低下したお口の中(高齢者や生活習慣病の患者さんが服用している薬剤には、副作用として唾液分泌を抑制する薬剤が多くあります)など、大人もむし歯の危険があります。
 むし歯が進行して歯の表面に穴があいてしまったら元には戻りません。ごく初期のむし歯ならフッ化物配合歯磨剤などのフッ化物の積極的な応用を適切なブラッシングと食事コントロールなどと組み合わせることによって、進行を停止させ、修復することができます。歯科医院でフッ化物歯面塗布をしてもらうことは、非常に有効です。

“歯ぎしり・かみ締め・食いしばり”は、だれにでも起こりうることをご存じですか?
 「朝起きた時に顎がだるい感じがする」と患者さんが来院しました。むし歯、歯周病の大きな問題はありませんが、睡眠中に歯ぎしりをしていることが分かりました。歯ぎしりを予防するマウスピースを作って様子をみると、後日、「顎のだるさもなくなり、楽になった」というお電話を頂きました。
 睡眠中だけでなく、日中の起きている間でも無意識のうちに歯ぎしりや食いしばり、かみ締めをしていることがあります。①歯や人工歯(被せ物)が割れる、欠ける②歯がすり減る③歯が浮いたように感じる、揺れる④顎に痛みやだるさを感じる-などの症状のある方は、“歯ぎしり・かみ締め・食いしばり”をしている可能性が高いようです。

 「子どもの歯並びをよくしたい」という親が増えています。
 歯並びやかみ合わせを悪くする原因の一つと考えられているのが、“指しゃぶり”や“頬づえ”、“口呼吸”など幼児期の“クセ”。悪い歯並びは見た目だけでなく、咬み合わせなど口腔の健康にも影響します。
 「指しゃぶり」の影響といわれるのが開咬(上の前歯と下の前歯がかみ合わない状態)です。ひどい場合、発音や嚥下への悪影響や口元の突出の原因になるため、4~5歳を過ぎた指しゃぶりは指導した方が良いという意見が多いようです。ただし、3歳までは自然な行為なので、特に禁止する必要はないようです。「頬づえ」を成長期に習慣的にくり返すと、顎の骨のバランスが狂ってしまい歯並びやかみ合わせに影響します。
 「口呼吸」をする子どもは口が開きっぱなしになり、顎、舌の位置が下がります。上あごのアーチ幅がせまくなり、出っ歯やかみ合わせの異常につながるといわれています。
 発育期の子どもの“クセ”に注意してあげたいものです。

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