枚方市の「宮園歯科日記」

大阪 枚方市の歯医者さん 【宮園歯科医院】 より、 「当院のお知らせ」 と 「歯科の耳寄り情報」 をお届けします。

歯やお口のお悩みはお気軽にご予約 TEL 072-848-1105 ください。

食育とは、生涯を通じて健全な食生活を実践し、食文化を継承し、心身ともに健康な生活が送れるよう、国民一人一人が自らの食について考え、食に関する知識と食を選抜する力を習慣する為の取組みを言います。0~6歳の乳幼児期はお乳を吸う動きから、歯を使って咀嚼する事を覚えるので歯の生え方や口の動きに合わせて離乳食や幼児食を進めていく事が大切です。そして遊びなどから歯磨き習慣をつけると良いです。6~12歳の学童期は乳歯から永久歯に生え換わり、大臼歯も増えて咀嚼力が増す為、おかずの具を大きめに切ってよく噛み味わって食べる習慣が大切です。12~18歳の思春期は永久歯列が完成し、咀嚼力も成人と同じになります。3回の食事をしっかり摂り、過食を防ぎ肥満や生活習慣病を予防する食べ方を身につけ、逆に過度なダイエットで偏食をしないように心がける事が必要です。小児期の食育は豊かな人間性を育む為に必要不可欠で、食卓を通して家族が触れ合う機会が広がると最高ですね。

 砂糖をとり過ぎると、血液は酸性になります。血液の酸性を中和するために血液中のカルシウムが多量の消費され失われます。同時に体内では、砂糖がエネルギーに変わる時、多量のビタミンB1も消費され失われます。つまり砂糖のとり過ぎの方は、虫歯になり易いだけでなくカルシウム欠乏症やビタミンB1欠乏症に陥り易いです。
 ここで米国の女子大学寮で行われたビタミンB1欠乏症についての実験をご紹介します。ビタミンB1を殆ど含まない食事を続けた結果は以下の通りです。
 ●1か月目…変化なし
 ●2か月目…記憶力低下、イライラ
 ●3か月目…ケンカの多発
 これは、多量の砂糖が恐ろしい薬品に思えてくる様な話ですね。やはり、食生活のバランスが大切ですね。
  

 ★★★ 七夕フェスタのお知らせ ★★★
 待合室に笹や天の川、ロケット、織姫と彦星などの飾り付けをして、平成26年7月4日~7日に来院された方に願い事を短冊に書いていただき、プチプレゼントを差し上げて、喜んでいただけました。

 近年虫歯のひどい子が昔に比べ少なくなってきました。それは、歯に対する関心が高まり、シーラントやフッ素塗布をして、虫歯になるのを防いでいるからだと思います。
 実は、ご家庭でも簡単に虫歯予防ができるんです。『イエテボリ法』といって、フッ素の効果をとり入れた歯磨きの方法です。
 まず時間をかけて磨き残しのないように歯を磨き、水でしっかりとゆすぎます。汚れを落とした後に、フッ素ジェルを歯ブラシにたっぷり付けて、歯の隅々まで行き渡るように磨き、水で濯がないで口にたまった歯磨き剤だけ出します。その後30分ぐらいは飲食をしないようにして下さい。
 やり方さえ覚えれば、すぐに実践できる方法なので一度お試し下さい。

★ダブルブラッシング法★

①最初は歯ブラシに何も付けない状態で歯みがきをし、歯垢を除去する。
②歯みがきが終了してからフッ素入り歯磨き剤を適量、歯ブラシに取って歯の表面全体に伸ばすようにもう一度磨いていく。
※初めから歯磨き剤を付けてブラッシングを行うと、小さなお子様やブラッシングに介助が必要な方は、余分なフッ素を飲み込んでしまう可能性が高くなるため。 
                           
③使用後は軽く唾液を吐き出して下さい。
④30分は飲食をしないでください。

歯科医院で行う高濃度のフッ化物塗布は、歯質表面の改善効果が主体です。日頃の口腔内の環境が良い状態で保たれない限り、歯科医院でフッ素を塗布しても効果は薄れてしまいます。フッ素の効果を最大限に発揮させるためには、毎日のホームケアは欠かせないことを理解した上で処置を受けて下さい。

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