枚方市の「宮園歯科日記」

大阪 枚方市の歯医者さん 【宮園歯科医院】 より、 「当院のお知らせ」 と 「歯科の耳寄り情報」 をお届けします。

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タグ:歯科口腔外科

 親知らずの生える方向が悪かったり、炎症をくり返しているような場合は、抜歯することが適当と考えられます。親知らずが正常に生えていれば、比較的簡単に抜歯できます。しかし、歯の大部分が埋まっていたり、歯の根の形が複雑な場合、かなりの注意と手間を要します。抜歯する場合、腫れて痛みがでている状態だと麻酔が効きづらいため、後日、炎症が収まってから抜くのが一般的です。
 親知らずは、あってもなくても良いから抜いてしまうというのは、乱暴な話です。正常に生えて機能している場合は抜く必要はありません。隣接する奥歯を失っている場合など、その部分を補うブリッジや入れ歯の土台に利用できるため、残しておいた方が良いこともあります。抜くメリットとデメリットについて歯科医師と十分に相談されてから決断してください。

 もし外傷により「歯が完全に抜けてしまった場合」、すぐに手当をすれば元に戻せることがあります。それは、歯の根の周りについている「歯根膜」が生きている間に処置することがポイントになります。
 歯根膜は口の外では30分ほどしか生きられませんから、乾燥させてはいけません。抜けた歯を専用の保存液につけておく・牛乳の中に浸しておく・歯ぐきと唇の間に含んでおく・できるなら元の場所に戻すなどの後、できるだけ早く治療を受けてください。学校の保健室には保存液を備えてあります。
 水道水は塩素を含みますから水洗いは20秒以内で。絶対にこすってはいけません!

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