枚方市の「宮園歯科日記」

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 子どもは6歳前後から永久歯に生え変わり始めます。まず、下の前歯がグラグラしてきて、食べたりするときに気持ち悪がったり、痛がったり、少し出血したりしてその状態が長く続きます。
 この時、無理に力を入れて引っ張ると、歯ぐきが裂けたり、歯の根っこが折れたりすることがあるので気を付けましょう。最初はグラグラしていますが、やがて舌や指で揺らしていくとブラブラ状態になってきます。そうなれば無理のない程度に指で引っ張っても大丈夫です。
 乳歯が永久歯に生え変わる時期は男女差や個人差がありますが、目安として知っておくとよいでしょう。前歯は6~8歳、犬歯は9~12歳、臼歯は10~12歳頃に生え変わります。
 ただ、①上記時期よりも早くぐらついている②グラグラして食事の時に苦痛を訴える③乳歯が抜けていないのに永久歯が生えてきた場合は、歯科医院の受診をお勧めします。
 生えてきた永久歯はやわらかく、むし歯になりやすいため、フッ化物を塗布しましょう。

 子どもたちが大好きなおやつ。甘いお菓子はむし歯の原因になるので心配です。歯に良いおやつはあるのでしょうか。
 おやつには栄養を補う、顎の発達を促す、楽しい時間を過ごすといった様々な役割があります。歯によいおやつの条件は、口の中を酸性にしないこと。なぜなら、酸には歯の表面のミネラルを溶かす働き(脱灰作用)があるからです。酸性度の強い食品(レモン、みかん、酢、コーラ、スポーツドリンクなど)は過度に摂取し続けると歯を傷める「酸蝕歯」を生じさせる危険があります。酸性度の弱い食品には、ナッツ類やチーズ、ご飯や牛乳などがあります。
 実は、むし歯の原因と言われる砂糖の酸性度は高くありません。むし歯になるのは、砂糖を栄養源とするむし歯菌が酸を作ることが原因。でも、安心してください。唾液の働きで中和、修復されるので、そういった食品を食べても適量であれば、すぐにむし歯になるわけではありません。
 問題はダラダラと食べ続けることや歯みがきしないことです。顎の発達には、じゃこやするめ、リンゴなど歯ごたえのある食べ物が最適です。

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