枚方市の「宮園歯科日記」

大阪 枚方市の歯医者さん 【宮園歯科医院】 より、 「当院のお知らせ」 と 「歯科の耳寄り情報」 をお届けします。

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タグ:ブラッシング

 ワンタフトブラシは毛束が一つしかない通常の歯ブラシよりヘッド部分が小さい歯ブラシです。通常の歯ブラシではみがき残しがちな部分を集中的に清掃するのに便利です。
 次のような箇所はみがき残しやすくなります。

 ・生え変わりの永久歯や親知らずなど歯ぐきが被っていて生えきっていない歯
 ・ブリッジの入っている所
 ・歯と歯ぐきの境目
 ・歯並びの悪い所
 ・矯正装置の周り
 ・一番奥の歯の裏側
 ・上の前歯の裏側

 通常の歯ブラシと同じように、歯ぐきの状態に応じて毛のかたさを選びます。
 歯周病で歯ぐきが痛む場合や、歯ぐきが下がり、歯の根が露出している場合は「やわらかめ」がオススメです。
 柄の形には「ストレート」タイプと「カーブ」タイプがあります。「カーブ」タイプは、一番奥の歯の裏側に適しています。
 ワンタフトブラシを使っても使い方がまずくては効果は半減です。磨き方のポイントをスタッフにお尋ね下さい。

 妊娠中に歯が悪くなったという人が多いようです。理由として、妊娠中は唾液の性質や量が変わることが指摘されています。唾液には、お口の中が酸性やアルカリ性などに傾いた状態を中性に戻す「緩衝作用」と酸で表面が溶けた歯を修復する「再石灰化作用」があります。妊娠中はこの働きが、弱まってしまうためにむし歯のリスクが高くなります。
 つわりで食事が不規則になり、間食しがちになることやブラッシングが気持ち悪く、歯みがきがおろそかになる人もあるようです。そのため、歯の手入れが行き届かなくなり、むし歯ができやすくなるのです。いつも以上にブラッシングを心掛ける必要があるのかもしれません。
 妊娠中のむし歯は軽視できません。痛みを我慢していると、そのストレスは胎児にも悪影響を及ぼすことがあるからです。妊娠中でも、歯科治療は受けられますが注意が必要です。妊娠の安定期となる4カ月~7カ月までは、応急処置だけにとどめておいて、安定期に入ってから通常の治療を行うことが多いようです。
 産後は授乳や育児で忙しくなります。治療に通うことが困難になるので、出産前に治療を済ませておくことをお勧めします。
 妊娠は思いがけずということも少なくありません。普段から定期的に歯のチェックをして、むし歯のリスクを減らしておきましょう。

 冷たいものや熱いもの、または甘いものを口に含んだり、歯を磨いた時にチクッと痛みを感じることがあります。このような症状を「象牙質知覚過敏症」といいます。
 原因は、歯周病(歯ぐきの病気)や加齢で歯ぐきが下がり、歯の根元が露出してしまうことなどが考えられます。歯の表面には、エナメル質といった外からの刺激を防ぐ役割をしている組織がありますが、歯の根元にはありません。そのため、歯髄(神経)が刺激され、”しみる”ような痛みを招きます。
 また、間違った歯みがきが原因となることもあります。「一生懸命磨こう」と思い、力を入れすぎたり、歯みがき剤の使いすぎで歯が摩耗したりすることもありますので、注意してくださいね。
 一度下がってしまった歯ぐきは、残念ながら元には戻りません。処置としては、薬を塗布したり、レーザー照射やプラスチックでカバーして刺激が伝わらないようにします。それでも症状がひどい場合は、歯の歯髄(神経)を処置し、痛みを取り除きます。
 症状が軽ければ、歯みがきの方法で改善することもあります。歯垢をつけておくと、ますます進行しますので、毎日丁寧にブラッシングしてくださいね。

 皆さん、歯みがきの時に鏡でお口の中をチェックしていますか?チェックする時はどこをみていますか?実は、”歯ぐき”にもブラッシングのヒントが隠されています。
 健康な歯ぐきはピンク色で硬く引き締まっています。しかし、ブヨブヨと膨らんでいたり、ブラッシングで血が出てきたりする所は要注意。プラークがたまりやすい目印です。歯ブラシの毛先を意識的に当てて、丁寧にみがいてくださいね。
 また、歯ぐきにすり傷や切れ込みなどの傷がある所や、部分的に歯ぐきが下がっている所は、歯ブラシが強く当たっている目印です。歯ブラシを軽く持って、小刻みにやさしく動かすようにみがいてください。
 しっかりとブラッシングできていると、歯ぐきが健康な状態に変わってきます。鏡でチェックしながら、変化を確かめてくださいね。

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