枚方市の「宮園歯科日記」

大阪 枚方市の歯医者さん 【宮園歯科医院】 より、 「当院のお知らせ」 と 「歯科の耳寄り情報」 をお届けします。

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 むし歯予防は、①むし歯菌のえさとなる糖類の摂取を減らすこと、②歯みがきでむし歯菌を減らすこと、③フッ化物を使用して歯を強くすること-がポイントとなります。
 むし歯のえさになる糖類は、摂取量だけでなく、摂取する回数を減らすことが重要です。また、キャンディーやキャラメルなど、長い時間口腔内に糖が溜まるものは避けましょう。
 予防のためには、しっかりと歯みがきすることが大切です。お家では、フッ化物入りの歯みがき剤でブラッシングを行い、歯科医院でフッ化物を塗布してもらうことも効果があります。フッ化物は歯を強くするだけでなく、再石灰化(溶かされた歯の表面を修復する作用)を促進します。
 健康な歯を守るためには、日々の積み重ねが大切です。

 スーパーや薬局にはたくさんの種類の歯磨剤が並んでいます。歯磨剤を選ぶ時は表示された成分を参考にしてはいかがでしょうか。
 歯質を強化し、むし歯を予防する目的なら「フッ化ナトリウム」や「モノフルオロリン酸ナトリウム」が入ったものを。知覚過敏の方は「硝酸カリウム」や「乳酸アルミニウム」入りを試してみてください。
 歯の摩耗が進んでいる方や電動ブラシをお使いの方は、研磨剤無配合の製品がお勧めです。歯周病が気になる方は殺菌・消炎・血行促進作用のある成分が含まれているものが良いでしょう。
 多くの歯磨剤には清涼剤や発泡剤が配合されています。つけすぎると泡立ちや清涼感が出るため、磨いた気になってしまうので注意しましょう。使用量の目安は豆粒程度と言われています。
 どの歯磨剤を使うにしても丁寧なブラッシングが大切です。一本一本しっかり磨いてくださいね。歯磨剤の選択に迷う時は歯科医師や歯科衛生士に相談してください。

 毎日2~3回歯みがきをしていても、むし歯になりやすさ(う蝕リスク)は人によって異なります。むし歯の発生はブラッシングだけでなく、食生活や唾液・歯の質にも左右されるからです。
 基本的な予防法は①ブラッシングでむし歯菌を減らす②砂糖の摂取量を減らす③フッ化物で歯を強くする――の3点ですが、それでもむし歯ができやすい人は要注意。う蝕リスクが高い可能性があります。下記に沿って食生活を改めて見直すと良いでしょう。
 ▽間食の回数を減らし、ダラダラ食いはやめる
 ▽砂糖を多く含むジュースやスポーツドリンク、缶コーヒーなどは控える
 ▽甘いものが食べたくなったらキシリトールなどの代用糖を使用したものにする
 ▽アメやキャラメルといった口の中に長く残るお菓子は避ける
 フッ化物配合の歯磨剤でブラッシングした後は、ゆすぎ過ぎないこともポイントです。スウェーデン式の「イエテボリ法」ではフッ化物を口の中に残しておくため、歯みがき後は10㍉リットルほどの少量の水で1回だけゆすぐことが効果的としています。
 また、歯科医院で高濃度のフッ化物を塗布することや、セルフケアで低濃度のフッ化物を毎日塗布することも有効です。気になる方は一度ご相談ください。

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