小さいお子さんは膝の上に寝っ転がって仕上げみがきをしていただくのが理想的なのですが……。歯みがき、続いていますか?
 仕上げみがきのポイントは力を入れすぎないこと。歯ブラシの毛先が広がっていたら、力の入れすぎが原因かもしれません。鉛筆を持つように人差し指と親指で軽く握りましょう。
 子どもの歯のエナメル質は、大人より薄くてやわらかくなっています。ゴシゴシと力を入れてみがくと傷つけてしまいますので注意してください。3、4歳ぐらいになると自分でもみがきたがる時期。力加減を教えてあげましょう。
 みがき残しが多い部分は奥歯のかみ合わせの溝や、歯と歯肉の境目、歯と歯の間です。歯と歯肉の境目は、歯ブラシを45度くらいに傾けてやさしく小刻みにみがいてください。歯と歯の間はデンタルフロス(糸ようじ)で清掃してくださいね。
 お子さんの歯みがき・仕上げみがきは小さい頃からの習慣化が大切です。家族みんなで環境をつくっていきましょう。