歯が生えかけているときの痛みの原因としてよくあるのが、”萌出性歯肉炎”です。生え始めの頃は歯に歯ぐきがかぶった状態となるため、磨き残しやすく不潔になりがち。炎症を起こして腫れることが少なくありません。乳幼児の場合は、発熱、食欲不振やよだれの量が増えるといった症状が見られます。
 こうした症状は、6才臼歯(第一大臼歯)に限らず、12才臼歯(第二大臼歯)、親知らず(第三大臼歯)が生えてくるときにも起こります。
 生え始めの頃からしっかり磨いて清潔に保つことが大切です。普通の歯ブラシではうまく磨けない場合もあります。タフトブラシを使って部分的にブラッシングすると効果的です。