子どものむし歯を「いずれ生え代わるから」と放置すると、永久歯や将来の歯並びにも影響することをご存知ですか。
 むし歯などで早期に乳歯を失ってしまうと、隣接する歯が移動して、永久歯が生えるスペースがなくなってしまい、歯並びの乱れの原因になります。つまり、乳歯には永久歯が正しく生える場所を確保する大事な道標(みちしるべ)の役割もあるのです。そのため、子どもでも義歯を入れて永久歯の生える場所を確保することがあります。
 大人の病気と思いがちな歯周病も、最近は小中高生で増加傾向にあります。厚労省の調査では、10歳以上の子どもの20人に1人が歯周病の初期症状である歯肉炎にかかっており、4人に1人は歯石があると報告されています。
 乳歯のころからお口のケアをしっかりすることが大切ですね。
 子どもでも義歯に歯周病、「自分には関係ない?」。
 さぁ、いまから、予防を。