枚方市の「宮園歯科日記」

大阪 枚方市の歯医者さん 【宮園歯科医院】 より、 「当院のお知らせ」 と 「歯科の耳寄り情報」 をお届けします。

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2020年08月

 市販されている多くの歯みがき剤にフッ素が配合されています。フッ素入り歯みがき剤を使用することでむし歯予防効果が期待できますが、たくさんうがいをしてしまうとフッ素が流れてしまうため注意が必要です。フッ素入り歯みがき剤を使用するときには、少量の水でゆすぐ程度に留めましょう。また、歯みがきをした後に、フッ素入り洗口液やジェルなどを併用するとさらに高い効果が期待できます。
 様々なメーカーからフッ素入りのセルフケア用品が販売されています。歯科医院でのみ購入できるものもありますのでかかりつけの先生に相談してみてくださいね。

8月8日土曜日より12日水曜日まで、夏季休暇とさせて頂きます。8月13日(木曜日)より、診療させていただきます。よろしくお願いいたします。

 歯科医院でのフッ素塗布や歯みがき剤に含まれるフッ素は、唾液に溶け込んで3つの働きをします。
 ①歯の再石灰化を促す
 飲食をするたびに、お口のなかでは「脱灰」と「再石灰化」が繰り返されます。脱灰は、飲食物に含まれる酸や細菌がつくる酸の影響で歯の成分(カルシウムやリン酸)が溶けだすこと。再石灰化は溶けだした歯の成分が唾液の作用で歯に戻り、修復することです。脱灰が続くとむし歯になってしまいます。
 フッ素は溶けだした歯の成分を再び沈着させ、再石灰化を促進させる働きがあります。初期のむし歯なら、フッ素による再石灰化の促進で改善することが分かっています。
 ②むし歯菌の活動を抑える
 プラーク内にフッ素が入り込み、細菌の活動を邪魔します。むし歯の原因となる酸をつくる力を抑えます。
 ③歯を強くする
 口の中にフッ素があると、再石灰化するときに歯の結晶を硬くし、酸に溶けにくい歯になります。結晶が硬くなるには、フッ素塗布やフッ素入りの歯みがき剤などを使い続けることが大切です。

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