枚方市の「宮園歯科日記」

大阪 枚方市の歯医者さん 【宮園歯科医院】 より、 「当院のお知らせ」 と 「歯科の耳寄り情報」 をお届けします。

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2020年05月

 むし歯予防のために歯科医院でフッ素を塗ってもらったことはありますか?歯みがき剤にもフッ素が含まれますが、大きく異なるのはフッ素の濃度です。
 家庭で使う歯みがき剤の濃度は一番高いものでも1500ppm。歯科医院で使う薬は、なんと6倍の9000ppmです。濃度が上がるとむし歯予防の効果も上がりますが、高濃度のフッ素塗布は歯科医院でなければ受けられません。
 フッ素塗布は、生えたばかりの乳歯や永久歯を守るのに特に効果的。生えたての歯はやわらかく、むし歯になりやすいからです。
 大人でも、歯の根元の象牙質がむき出しになって起こるむし歯(根面う蝕)などには効果を発揮します。象牙質はエナメル質より軟らかいため、フッ素で表面を強化してむし歯を予防します。
 フッ素塗布は1回受けただけでは十分な効果を得られません。定期的に受けないと効果が下がりますので、年に数回は忘れずに受診してくださいね。

 マウスガードはアメリカンフットボールやボクシング、ラクロスなど一部のスポーツで怪我の予防を目的に着用が義務付けられています。最近では、接触が多いスポーツ以外にも使用が広がり、野球やソフトボール、陸上競技などで着用するトップアスリートも増えてきています。
 マウスガードは口腔内の外傷予防に高い効果を発揮するだけでなく、頭頚部の外傷の軽減や自分の歯で相手を傷つけることを予防するなどの効果があることがわかっています。特に子どもにおいては部活動で激しく運動する機会が多く、多くの競技でマウスガードの着用が推奨されています。
 マウスガードにはスポーツ用品店で購入できる既製品と歯科医院で作成するカスタムメイドがあります。既製品は安価で購入できますが、不適切な使用をすると外傷予防効果が期待できなかったり、歯並びや噛み合わせに悪影響を与えることがあるので注意が必要です。歯科医院では自分の歯に適合したマウスガードが作成できますので、かかりつけの先生にご相談ください。

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