枚方市の「宮園歯科日記」

大阪 枚方市の歯医者さん 【宮園歯科医院】 より、 「当院のお知らせ」 と 「歯科の耳寄り情報」 をお届けします。

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2020年03月

 日本人の9割は口臭を気にしたことがある――。民間企業の意識調査(2019年)で、こんな結果が出ました。特に男性の「口の悩み」では、むし歯や歯の黄ばみなどを抑えて口臭が1位にランクインしており、大きな悩みの種になっています。
 口臭は多かれ少なかれ、誰にでもあるものです。例えば朝起きた時、口が少し臭うことはありませんか。これは睡眠中に唾液の分泌が減り、細菌が増えやすくなるからです。ニンニクやお酒を飲んだ後も臭いますよね。こうした生理的な口臭は時間が経てば収まります。
 問題になるのは、慢性的に強い臭いを発する病的な口臭です。胃や腸など内臓疾患が原因の場合もありますが、臭いの原因のほとんどは歯周病と言われています。歯周病は悪化すればするほど細菌が増殖し、強烈な臭いの元凶となります。
 でもご安心ください。歯周病はセルフケアと歯科受診で治療できます。つまり、ほとんどの口臭は抑えることができるのです。口臭が気になる方はぜひ受診してくださいね。

 歯みがきの後の歯磨剤はよくゆすいで吐き出す―。皆さん、そう習ってきたのではないでしょうか。しかし、世界で最もむし歯が少ないといわれる歯科先進国・スウェーデンでは、“口をゆすがない”歯みがき法が実践されています。
 スウェーデンの研究者らは1995年、「イエテボリ・テクニック」と呼ばれる新しい歯みがき法を発表しました。最大の特徴は歯をみがいた後、口をゆすがないこと。歯磨剤に含まれるフッ化物を洗い流さないようにして、フッ化物によるむし歯の予防効果を最大限生かします。
 研究では、イエテボリ式の歯みがき法は、通常の歯みがき法よりも40%以上、むし歯の予防効果が高いといわれています。
 【イエテボリ式歯みがき法】 
 1.フッ化物入り歯磨剤を2cmほど歯ブラシにつけ、歯全体に広げる 
 2.2~3分間みがく
 3.口の中の泡などを吐き出さず、10~15ml程度の少量の水を口に含み、まんべんなく泡がいきわたるよう、ブクブクしてから吐き出す
 4.その後、2時間は飲食をしない

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