枚方市の「宮園歯科日記」

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2020年01月

 冷たい水を口に含んだ瞬間、キーン!
 水温が下がる季節、「歯がしみる」と訴えて来院する人が増えてきます。なかには「むし歯ができた」と駆け込んで来る人も。よくよく口の中をチェックすると、むし歯ではなく「知覚過敏」という人が少なくありません。
 知覚過敏は①歯周病や加齢で歯肉が後退②歯みがきのし過ぎや歯ぎしりなどで歯のエナメル質が摩耗ーーなどにより歯の象牙質が露出して起こります。
 軽度の場合、歯石取りや歯みがきなど口腔ケアを通じて歯の再石灰化を促すことで治りますが、強くしみる場合はシミ止めの薬などで治療することもあります。
 知覚過敏は普段痛みがないため放置してしまいがちです。知らない間に病状が進行することもありますので、冷たい水がしみる方は一度ご相談ください。

 いつまでも健康なお口を維持するには、ライフステージごとの注意点を知り、口腔ケアに取り組むことが大切です。
 ◇妊娠期
 妊娠中は唾液の酸性が強くなるので、むし歯や歯肉の炎症になりやすい状態です。歯周病は低体重児出産や早産の原因になることがあるため、定期的に受診することが理想です。
 ◇乳幼児期
 もともと赤ちゃんの口の中にはむし歯菌はいません。赤ちゃんへのキスや食器の使い回しなどで家族から感染します。感染しても、それだけでむし歯にはなりません。おかしなどの食生活に気をつけきっちり歯みがきすることが大切です。
 ◇学童期
 乳歯から永久歯への生え変わりは、むし歯になりやすい時期です。正しい歯みがき習慣を身につけましょう。「どうせ生え変わるから」とむし歯の乳歯を放っておくと、歯並びが悪くなったり、永久歯のむし歯にも繋がるため、きっちりと治療することが大切です。
 ◇思春期
 ホルモンバランスや生活習慣の乱れにより、歯ぐきの腫れや出血など歯肉炎になりやすい時期です。外食や間食が増えるなど、むし歯のリスクも高まります。
 ◇成人期
 成人期以降で歯を失う主な理由は、歯周病です。成人の約7割が歯周病にかかっていると言われています。初期の段階では自覚症状に乏しく、気づかないうちに進行していることも。口腔ケアに取り組み、定期的に受診するようにしましょう。
 ◇中高年期
 40歳以降は歯を失う人が増えてきます。歯の本数は健康寿命にも大きく影響します。歯を失わないために、個々人の状態に応じた口腔ケアに取り組むことが必要です。8020(80歳で20本の歯)を目指して頑張りましょう。

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