子どもの歯並びは親の心配事の一つです。成長に影響を及ぼす場合もあるので気になる時は専門家に相談することが大切です。
 ◇歯並びは遺伝!?
 歯並びは親から子へと遺伝する場合もありますが、必ずしも親子で同じ歯並びになるわけではありません。遺伝以上に食生活を中心とする乳幼児期の生活習慣や姿勢、指しゃぶりや頬づえといった癖など後天的な要素が大きいと言われています。
 ◇健康への影響
 歯並びが悪いと歯みがきが難しく、むし歯や歯周病になりやすい状況になります。かみ合わせが悪いことで咀嚼がうまくできずに胃腸に負担がかかったり、特定の発音がしにくい状態になることがあります。その他にも「見た目がよくないから」と歯を見せて笑うことを控えるなど心理的な影響もあります。
 ◇矯正治療
 歯列矯正はその症状によって、治療の開始時期が異なります。子どもの発達に影響がでる症状があるなど乳歯期の治療が必要となる場合もありますので、気になる場合は歯が生えそろった3歳以降に歯科医師に相談してみましょう。