枚方市の「宮園歯科日記」

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2018年06月

 幼児食とは、幼児が母乳やミルクを卒業し、成長に合わせて食べ物だけで栄養をとる食事のことをいいます。幼児食は、歯の生え方、特に奥歯(第一乳臼歯)の生え方を見ながら進めていきます。
 第一乳臼歯は、1歳4カ月頃から生え始め、上下のかみ合わせが完成するのは1歳8カ月頃だといわれています。
 第一乳臼歯が生えるまでは、歯茎や前歯で食べ物を噛んでいるに過ぎません。この時期に噛みつぶせない固い食べ物を与えると適切な時期に、適切な咀嚼機能を得ることが出来なくなる可能性があります。その上、噛まない、丸のみする、固いものを嫌う、偏食に育つなど悪習慣に繋がることもあります。特に丸のみで食べる習慣がつくと過食や肥満の原因になるともいわれています。
 幼児期は子どもの咀嚼機能と食習慣を育てる大切な時期です。いろいろな種類の食品を工夫して調理し、豊かな味覚を育みましょう。また、家族で楽しくゆったりと食事することで、よく噛んで楽しく食べる子に育ちます。これが食育の第一歩です。

 むし歯予防は、①むし歯菌のえさとなる糖類の摂取を減らすこと、②歯みがきでむし歯菌を減らすこと、③フッ化物を使用して歯を強くすること-がポイントとなります。
 むし歯のえさになる糖類は、摂取量だけでなく、摂取する回数を減らすことが重要です。また、キャンディーやキャラメルなど、長い時間口腔内に糖が溜まるものは避けましょう。
 予防のためには、しっかりと歯みがきすることが大切です。お家では、フッ化物入りの歯みがき剤でブラッシングを行い、歯科医院でフッ化物を塗布してもらうことも効果があります。フッ化物は歯を強くするだけでなく、再石灰化(溶かされた歯の表面を修復する作用)を促進します。
 健康な歯を守るためには、日々の積み重ねが大切です。

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