枚方市の「宮園歯科日記」

大阪 枚方市の歯医者さん 【宮園歯科医院】 より、 「当院のお知らせ」 と 「歯科の耳寄り情報」 をお届けします。

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2016年11月

 皆さん、普段のブラッシングで取れるバイオフィルム(プラーク、歯垢、細菌)はどれくらいだと思いますか?歯並びが悪い方はもちろん、1日2回のブラッシングを行っている方でも、約7割のバイオフィルムが口腔内に残っていると言われています。
 洗口液をブラッシング後に使用することで、歯間部・歯肉溝のバイオフィルムを死滅させ、さらに口臭予防やプラークの沈着、歯肉炎に対する効果も認められています。まずはきちんとしたブラッシングを行い、その後洗口液を使用することでより効果が発揮されます。
 皆さん、一度試されてみてはいかがでしょうか!

 冷たいものや熱いもの、または甘いものを口に含んだり、歯を磨いた時にチクッと痛みを感じることがあります。このような症状を「象牙質知覚過敏症」といいます。
 原因は、歯周病(歯ぐきの病気)や加齢で歯ぐきが下がり、歯の根元が露出してしまうことなどが考えられます。歯の表面には、エナメル質といった外からの刺激を防ぐ役割をしている組織がありますが、歯の根元にはありません。そのため、歯髄(神経)が刺激され、”しみる”ような痛みを招きます。
 また、間違った歯みがきが原因となることもあります。「一生懸命磨こう」と思い、力を入れすぎたり、歯みがき剤の使いすぎで歯が摩耗したりすることもありますので、注意してくださいね。
 一度下がってしまった歯ぐきは、残念ながら元には戻りません。処置としては、薬を塗布したり、レーザー照射やプラスチックでカバーして刺激が伝わらないようにします。それでも症状がひどい場合は、歯の歯髄(神経)を処置し、痛みを取り除きます。
 症状が軽ければ、歯みがきの方法で改善することもあります。歯垢をつけておくと、ますます進行しますので、毎日丁寧にブラッシングしてくださいね。

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