枚方市の「宮園歯科日記」

大阪 枚方市の歯医者さん 【宮園歯科医院】 より、 「当院のお知らせ」 と 「歯科の耳寄り情報」 をお届けします。

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2015年11月

口呼吸で困りごとがある、滑舌が悪い、歯並びや姿勢も気になる・・・そんな方にお奨めしたい”舌癖トレーニング”についてお伝え致します。トレーニングのゴールは4つ。
①舌の力で食物、飲物が飲み込めるようになる。※飲み込む時、舌で歯を押さない。
②話す時、食べる時以外、舌の位置が正しい場所(スポット)に置けるようになる。
③鼻呼吸が出来、姿勢が良くなる。
④口を閉じた状態で、上下の奥歯が当たらないようになる。※フリーウェイスペース(安静位空隙)

簡単なトレーニングの一つを紹介しますと、口を大きく開けて、舌先をスポットに当て10秒キープ、毎日時間を空けて5回。まずは、表情筋に良い変化が起こります。どうぞお試し下さい。

 むし歯の原因は、生体、細菌、口腔環境の因子があります。むし歯の原因菌であるミュータンスレンサ球菌は乳歯萌出前に検出されますが、お口の中に定着するために硬組織が必要で、乳歯が生えるまで口腔内に定着できないと言われています。
 生後19ヶ月から31ヶ月の期間に、ミュータンスレンサ球菌を保有する児童の割合が急激に上昇しますので、この期間を感染の窓と呼ぶ研究者もいます。この頃から離乳食が始まり、親から子への唾液による細菌の伝搬が行われ、乳歯が生えてから急激にミュータンス菌の定着が起こります。
 ミュータンス菌の感染は乳幼児期がほとんどで、成人ではほとんど感染しません。生後31ヶ月まではそれなりの配慮・大人のむし歯治療も大切ですね。

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