枚方市の「宮園歯科日記」

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2015年06月

歯と歯ぐきの境目が欠けたり、その部分に詰め物があったり凍みたりする方、原因は咬み合わせにあることをご存知でしょうか。
 多くは歯の磨きすぎや磨き方の問題と言われたり、原因不明のまま知覚過敏で処理されたりしていますが、これは咬み合わせの不調和で歯に無理な力が加わって起こる、れっきとした病気です。
 歯の表面はエナメル質という成分でできており、体の中で一番硬い組織です。しかしこのエナメル質は、たわむとガラスの棒の様に割れてしまう特性がある為、必要以上に強い力が加わると構造上最も弱い、歯ぐきとの境目が欠けてしまうのです。この為、無理な力を除去しない限り、何度詰め物をしても改善されません。
 特に、疲れやストレスがある時は、くいしばりや歯ぎしりによる負荷がかかり、病気が進行します。重度になると神経が過敏になり、ひどく凍みたり、歯が割れたり、抜けてしまうこともあります。心当たりのある方は相談されてみてはいかがでしょうか。

エックス線検査は目で直接見ることのできない歯の中や顎の骨の診査・診断を可能にしました。 治療経過を確認する上でも欠かせません。
 それでは、1回の歯科治療におけるエックス線診査で、どれくらい被曝するのでしょうか?
 NPO法人日本歯科放射線学会によると、一般的なパノラマ撮影(お口の中全体を1枚のレントゲン写真として撮影する方法)では、0.04mSv(ミリシーベルト)で、通常の局所撮影ではそれ以下です。これは集団検診などで撮影する胃のレントゲン写真の放射線量の100~400分の1程度。歯科医院で撮影されるエックス線写真の安全性は高いと言えるのではないでしょうか。
 厳しい基準を設けていると言われる欧州放射線リスク委員会(ECRR)では、年間許容被曝線量
を0.1mSvとしています。歯科医院でエックス線撮影を受けても、この許容量に達することはありません。
 妊娠中の女性の場合でも妊娠全期間を通じて、歯科医院で撮影するレントゲン写真は安全であると言えます。ただし、妊娠に気付いたら、もちろんレントゲン写真の撮影は最小限にとどめるべきであるということは言うまでもありません。
 実は私たちは、通常の生活を送っていると、宇宙線、地殻からの放射線といった自然界の放射線を浴びています。世界の平均被曝線量は2.4mSvで日本ではそれ以下といわれています。こうした事例からも歯科医院での医療被曝の少なさがわかります。

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