枚方市の「宮園歯科日記」

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2015年03月

 むし歯の原因菌は2種類あります。
1:ミュータンス菌
唾液から感染します。幼児期に両親や祖父母から口移しで食べ物を与えられたり、同じお箸やスプーンなどを使用することで感染。一度口腔内に入り込むと、完全に取り除くことはできませんので、乳幼児の子どもへの感染には十分に注意が必要です。
2:ラクトバチラス菌
乳酸菌飲料や普段口にする炭水化物や砂糖にも含まれている菌です。この菌が、ミュータンス菌によって溶けた歯をむし歯へと進行させてしまいます。
 むし歯予防には、2種類の菌の特徴に合わせた対処が必要です。ミュータンス菌対策としては、フッ素塗布・キシリトール50%以上含有のガムやタブレットを食べる。またラクトバチラス菌対策としては、食後に歯磨きをする・甘い物は控える等があります。
 日々の生活習慣を見直して、むし歯予防に努めて下さい。

 乳児がむし歯予防のために行う歯みがきは、大切な生活習慣の一つです。生え始めた乳歯を見て、「さあ、歯みがきをしなくては!」と意気込む、お父さんお母さん。ちょっと待って。
 生えたばかりの歯をいきなり歯ブラシで磨こうとすると、赤ちゃんはとても嫌がる場合が少なくありません。乳児の発達では、4~5か月頃から身の回りの物をなめる・しゃぶる行為が出始め、唇やお口の中がとても敏感な時期です。無理に磨けば、「歯みがきが嫌い」になり逆効果です。
 まずはリラックスした気分でスキンシップから始めましょう。最初はお顔やお口のまわりをあやすように指で触れたり、お口の中を触って慣らします。離乳食前なら、歯の汚れは、指に巻いたガーゼでふき取るだけでも大丈夫です。
 慣れてきたら、子どもの機嫌の良い時に、乳児用ブラシでやさしく磨いてあげます。
 普段から、家族が楽しそうに歯みがきをしている様子を見せることで、歯みがきに対する抵抗も少なくなると言われています。

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