枚方市の「宮園歯科日記」

大阪 枚方市の歯医者さん 【宮園歯科医院】 より、 「当院のお知らせ」 と 「歯科の耳寄り情報」 をお届けします。

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2014年09月

 「寝る前にはきちんと歯磨きをしましょう」なんて事は幼稚園に入る前から誰もが教えられて来た事であり歯磨きは今や習慣としてしっかり定着していますね。
 歯と歯ぐきの隙間のプラーク(歯垢)はハブラシで落とせますが、歯と歯の間にはハブラシだけでは落としきれないプラークが残っており、後に歯周炎や歯周病を引き起こす原因となりさらに進行させてしまいます。より効果的な歯周病対策を行う為にもハブラシに加えてフロスや歯間ブラシを使用することをオススメします。
 さて、歯間ブラシの選び方はご存じでしょうか。歯間ブラシにはSSSからLまで様々なサイズがあります。お口の中の状態も様々でありサイズ選びはとても重要なことです。歯と歯の間にスッと抵抗なく挿入でき動かせるサイズを選びましょう。小さいサイズSSSが挿入できない場合にはフロス使用することをオススメします。サイズや使い方がいまいち良く分からないという方は気軽にご相談下さい。

最近、CMなどで耳にすることがありますが、成人の8割以上は歯周病かその予備軍です。歯周病は歯を支える骨を溶かす病気ですが、口の中だけにとどまらず、体のさまざまな場所で問題を引き起こしたり悪化させたりします。例えば、心臓病や動脈硬化、嚥下性肺炎、早期低体重児の原因として深く関係していることが解っています。また、糖尿病の悪化と歯周病の進行に強い相関関係があります。これは、歯周病菌が気道や血液を介して肺や全身に運ばれるためおこります。2011年に肺炎が死亡原因第3位になりましたが、肺炎の多くは誤嚥性肺炎です。歯周病は単に口の中だけの問題ではなく、全身の健康と大きく関わる病気でもありますので、積極的に治療しましょう。

。成人の多くがかかっていると言われている歯周病。 動脈硬化症・糖尿病・非アルコール性肝疾患・関節リウマチ・早産などのリスクが高まることが知られています。 今までこれら 「全身の健康に影響を与えるメカニズム」 は、歯周炎からよくない物質が全身へ流れると思われていました。                                                    今年5月、新潟大学の研究で新しい発見がありました。 歯周病の菌が腸内細菌のバランスを崩し、腸壁がもろくなります。そこから侵入した毒素が血液で運ばれ、全身に影響を与えると言います。口の中にふだんいる細菌が気道へ侵入し、肺炎をおこすことも知られています。長生きの秘訣はお口に悪い菌を溜めないこと、体の中に入れないことです。まず朝夕のブラッシングでしっかり歯垢を取り除きましょう。義歯をお使いの方は洗浄液も使って、清潔にしてお食事なさってください。そして、定期健診にお越しいただき、衛生士によるプロケアをお受けください

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