枚方市の「宮園歯科日記」

大阪 枚方市の歯医者さん 【宮園歯科医院】 より、 「当院のお知らせ」 と 「歯科の耳寄り情報」 をお届けします。

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2013年12月

 乳児期、乳歯がどんどん生え、成長がめまぐるしい時期、色々な食材を使って食べるトレーニングを開始しましょう。
 栄養も大切ですが栄養素を摂るというよりは、色々な食材にふれ、噛むことに慣れていく準備期間でもあります。噛む能力は離乳食の段階から身につきます。
 健康な歯を育てるため、栄養バランスとともに”噛みごたえ”を意識すること。しっかり噛んで食べることは、食べ物を噛み砕いて消化をよくする以外にも口内を清潔にしたり、あごを強くしたりなど、様々な効果をもたらします。
 そこでこの時期の調理ポイントは、歯の成長に合わせて商材のかたさを変えることです。歯がほとんどない時は”どろどろ状”、前歯が生えてきたら”小さく軟らかく”、前歯が生えそろったら”かじれる程度に、と段階を踏んで食材の大きさとかたさを変えます(例えば、どろどろのおかゆ→舌で潰せる煮物→歯ぐきと前歯で潰せるパンケーキ)。野菜はゆでて使うのが基本でスプーンで潰したり、みじん切りしたりと工夫しましょう。

 人に指摘されるまで自分では全く気付かない歯ぎしり。寝ている間にも歯を擦り合わせて鍛えている-ということは、ありません。それどころか歯ぎしりは無意識のため力の加減ができず、歯や歯周組織を傷めるリスクが高くなります。
 歯医者さんでは、歯の磨り減り具合で歯ぎしりを”発見”することがよくあります。治療法は①歯ぎしりしていることを日頃から自覚し、意識的に止める②睡眠時のマウスピースのような物を入れるスプリント療法-があります。歯ぎしりをする方は、一度、歯医者さんに相談してみてください。
 「歯ぎしりは歯の寿命を縮める」は、ホントですね。

 子どもの頃に耳にした人も多いのではないでしょうか?しっかり噛むことは顎の成長や歯並びに良い影響があると言われていますが、大人では良いことばかりではありません。
 例えば、歯周病の人。歯ぐきを鍛えようとガムを噛み続けても、逆に歯の周囲の骨に負担がかかり、歯周病が進行してしまうことがあります。噛む力や回数は、むし歯と無関係ではありません。歯がすり減ったり、歯の表面のエナメル質に見えないヒビが入ったりすれば、知覚過敏やむし歯になりやすい状態を作り出す恐れがあります。
 ただし、よく噛むことで唾液の分泌を促進し、歯の表面を再石灰化するという補修作用があります。「噛むこと=破壊」「唾液=補修」のバランスを崩さないことが大切です。よく噛んで食べた後は、食管を空けて補修を促すようにしましょう。規則正しい食生活が重要です。
 「歯は噛むほどに強くなる」は、大人の場合はウソになりますね。
 

 皆さんこんにちは。突然ですが、最近注目されているキシリトールのすごいパワーをご存知ですか?
100%キシリトールを継続的に摂取する事は様々な良い影響を歯に与えてくれます。パワー①ミュータンス菌の力を弱め、菌の数を減らし、菌が歯に停滞する力をも弱めてくれるので日頃の歯磨きで汚れが落ちやすくなります。パワー②溶けかけた歯の表面にアパタイトの結晶を作る「再石灰化」を助けてくれます。フッ素入り歯磨き粉を使った後にキシリトールを食べるとフッ素を取り入れやすくなり歯質強化にもつながります。
 スポーツ飲料やアイスクリームでむし歯リスクが高まります。キシリトールを毎日のケアに取り入れてみてはいかがでしょうか。

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