お口の中には、たくさんの細菌が住んでいます。咳や物を飲み込む機能が低下すると、食べ物やお口の中の細菌が気管に入り込み肺炎を起こしてしまいます。これを誤嚥性肺炎と言います。若い人では防御反応が働くので問題にはなりませんが高齢者では死に直結する重篤な病気です。また高齢者の死因の第3位が肺炎であり、90歳以上だと第1位となります。そのほとんどが誤嚥性肺炎です。予防するのに一番大事なのが、お口の中を清潔にすることです。当院では老人ホームにおいて誤嚥性肺炎の予防として専門的口腔ケア、飲み込みの機能を回復させる摂食嚥下リハビリテーションを行っています。周りの方や、ご家族の方で気になる方はご相談下さい。
カテゴリ: 訪問歯科
入れ歯とおつきあい
患者さんの中に、かなり昔に作られた義歯の不調を訴えてお見えになる方がおられます。「壊れちゃったけど入れてて痛くないから、壊れた所だけ直して欲しい」と言われます。しかし義歯を拝見すると、入れ歯の歯が半分以下に磨り減っていたりすることも珍しくありません。下ろし立ての靴より履き慣れた靴の方が歩き易いですが、楽だからといっても、靴底がほとんど無くなるほど減っていたら、足・膝・腰まで悪くしてしまいます。入れ歯も同様に自覚症状がないまま顎関節・かみ合わせ・歯肉を悪くしてしまう事があります。楽に感じる状態が身体にとって良いとは言えない事もあります。入れ歯も人工物ですので定期的にメンテナンスし、良い状態で使用しましょう。
歯磨きは歯ブラシだけでは不十分?
自分に合った歯ブラシで正しい方法でしっかり磨けば、歯の表面はきれいになります。
しかし、歯と歯の間の面には、かなりの量の歯垢が残っており、むし歯や歯周病の原因になります。
歯の間に残っている歯垢を歯ブラシだけで取り除くことは難しいので、デンタルフロス(糸ようじ)や歯間ブラシといった歯の間を清掃する用具を使うことをオススメします。
歯間ブラシは自分に適したサイズのものを正しく使うことが大切です。歯間ブラシやデンタルフロスは、誤った使い方をすると歯肉を傷つけたり、歯肉が下がって隙間が大きくなる原因にもなります。歯科医院で正しい使い方やサイズを尋ねてから使い始めましょう。
また、歯垢をためないように毎食後の歯みがきとともに、殺菌効果のある洗口液を使用することもオススメします。一日数回、口の中をすすぐと良いでしょう。
しかし、歯と歯の間の面には、かなりの量の歯垢が残っており、むし歯や歯周病の原因になります。
歯の間に残っている歯垢を歯ブラシだけで取り除くことは難しいので、デンタルフロス(糸ようじ)や歯間ブラシといった歯の間を清掃する用具を使うことをオススメします。
歯間ブラシは自分に適したサイズのものを正しく使うことが大切です。歯間ブラシやデンタルフロスは、誤った使い方をすると歯肉を傷つけたり、歯肉が下がって隙間が大きくなる原因にもなります。歯科医院で正しい使い方やサイズを尋ねてから使い始めましょう。
また、歯垢をためないように毎食後の歯みがきとともに、殺菌効果のある洗口液を使用することもオススメします。一日数回、口の中をすすぐと良いでしょう。