枚方市の「宮園歯科日記」

大阪 枚方市の歯医者さん 【宮園歯科医院】 より、 「当院のお知らせ」 と 「歯科の耳寄り情報」 をお届けします。

歯やお口のお悩みはお気軽にご予約 TEL 072-848-1105 ください。

カテゴリ: 口腔ケア

 ◇「低栄養」とお口の関係
 高齢者の「低栄養」が問題になっています。低栄養とは、身体を動かすために必要なエネルギーや、筋肉を維持するためのタンパク質が不足している状態です。
 高齢者の「低栄養」は自立度を低下させ、最悪の場合寝たきりになってしまうこともあります。そして、この低栄養と口腔内の状態には関連があることがわかってきました。
 70歳以上の高齢者のうち、「噛めないものが多い」と答えた人のうち約33%が、「噛んで食べることができない」と答えた人では約63%が低栄養の傾向にあるという報告があります。
 ◇歯みがきとメンテナンス
 老後もいつまでも元気に過ごすためには、健康的な食事や運動を心がけるだけでなく、しっかり噛んで食べられる健康な歯を維持することがとても大切です。
 正しい歯みがき習慣を身につけることと、定期的にメンテナンスを受けてお口の健康管理を心がけることが、歯と全身の健康寿命を延ばすことにつながります。

 日本人の9割は口臭を気にしたことがある――。民間企業の意識調査(2019年)で、こんな結果が出ました。特に男性の「口の悩み」では、むし歯や歯の黄ばみなどを抑えて口臭が1位にランクインしており、大きな悩みの種になっています。
 口臭は多かれ少なかれ、誰にでもあるものです。例えば朝起きた時、口が少し臭うことはありませんか。これは睡眠中に唾液の分泌が減り、細菌が増えやすくなるからです。ニンニクやお酒を飲んだ後も臭いますよね。こうした生理的な口臭は時間が経てば収まります。
 問題になるのは、慢性的に強い臭いを発する病的な口臭です。胃や腸など内臓疾患が原因の場合もありますが、臭いの原因のほとんどは歯周病と言われています。歯周病は悪化すればするほど細菌が増殖し、強烈な臭いの元凶となります。
 でもご安心ください。歯周病はセルフケアと歯科受診で治療できます。つまり、ほとんどの口臭は抑えることができるのです。口臭が気になる方はぜひ受診してくださいね。

 歯みがきは、回数も質も重要です。食べたら歯を磨くことが基本です。しかし、毎食後きっちり歯を磨く時間を確保できない方が多いのではないでしょうか。
 そこで予防のためには最低でも1日1回、しっかりとプラークやバイオフィルムを除去することが大切です。むし歯や歯周病の原因となる細菌は就寝中に繁殖しやすいため、就寝前には丁寧に歯を磨き、1日の汚れを落としましょう。
 もちろん忙しい日中、短時間でも歯を磨くことは予防に役立ちます。特にフッ化物入りの歯磨き剤を使用している場合はフッ化物による効果が期待できます。時間の無い朝や昼にはざっくり磨き、夜には歯ブラシとフロスで1本1本丁寧に歯みがきするのはいかがでしょうか。

 口の中の粘膜に起こる炎症をまとめて「口内炎」と呼びます。口内炎は小さな潰瘍ですが、頬や歯肉、唇など、炎症が起こる場所も様々です。
 おそらく誰もが経験したことのある病気ですが、その原因は多岐にわたります。誤って頬や唇を噛む、ストレスや体力の低下、ビタミンなどの栄養不足、中にはウイルスやカビ、アレルギーなどによるものまであります。衛生状態や、適合の悪い歯の被せ物によって炎症が起こる場合も。
 予防には、口腔内を清潔に保ち、栄養バランスの取れた食事をとることが大切です。特にビタミンB群やCを多くとることをお勧めします。またできるだけストレスを溜めないことも予防になります。しかし現代社会では、ストレスを溜めないことがとても難しいかもしれません。
 もし口内炎が出来てしまっても、ほとんどが1~2週間ほどで治ります。歯科医院での治療は、口腔用の軟膏の塗布や、お口の中をきれいに保つうがい薬の処方、レーザー照射などがあります。
 口内炎は年齢に関係なく赤ちゃんからお年寄りまで、幅広くかかる病気です。口内炎が出来てしまったら、酸味の強い食べ物や熱いもの、冷たすぎるものなどは控えめにしたほうがいいでしょう。
 また歯ブラシが当たると強い痛みを感じ、患部付近がうまく磨けずに不衛生になる場合もあります。痛みがある場合は、早めに歯科を受診することも選択肢の一つとしてみては。

 手動vs電動 歯みがきをめぐる仁義なきたたかい
 一体、どちらが主導権を握るのか――。
 スポーツの実況ではありません。実はこれ、毎日の口腔ケアに欠かせない歯ブラシの話。ドラッグストアでは様ざまな種類の歯ブラシが棚いっぱいに並んでいます。一方、家電量販店では最新式の電動歯ブラシがこちらもズラリ。歯みがきをめぐって手動と電動の争いが続いています。
 現在のシェアは手動が8割、電動が2割と言われており、電動を使う人が少しずつ増えている傾向にあります。
 手動のメリットは何と言っても価格が安いこと。毛先が傷んでも気軽に交換できます。種類も豊富で、自分に合ったサイズや硬さを選べます。その一方で、小刻みに動かさなければうまく磨けません。
 電動は高価で種類が少ない反面、手動と比べて短い時間で磨くことができます。あまり腕を動かす必要がないので楽にブラッシングができます。
 それでは、しっかり磨けるのはどちらでしょうか。歯ブラシの違いによるプラーク(歯垢)の除去率を調べた研究では、手動も電動も除去率は6~7割ほどで両方とも磨き残しがありました。ブラッシング能力に大差はない、というのが実情のようです。
 磨き残しの大きな原因は歯ブラシの毛先がプラークに届いていないことにあります。
 プラークは歯と歯の間、歯と歯肉の境目などに多く潜んでいます。歯の表面を磨くだけでは取り除けません。意識的にプラークがあるところに歯ブラシを当てる必要があります。
 歯ブラシが届かない部分は歯間ブラシやデンタルフロス(糸ようじ)の出番。しっかり取り除けば、歯垢除去率を9割にまで高めることができます。
 残りの1割のプラークの除去はセルフケアでは困難です。手動・電動にかかわらず、歯科医院で定期的に口腔ケアを受けてくださいね。

 歯と歯の間の汚れは歯ブラシだけでは落とせず、むし歯や歯周病の原因になります。1日1回は歯間ブラシを使用することをお勧めします。
 ▽スムーズに入るサイズを
 歯間ブラシには細い順に4SからLLまで7サイズあり、自分の歯ぐきの隙間に合ったサイズを選ぶことが重要です。挿入した時にスムーズに動かせることが目安です。歯間ブラシが入りにくいところに無理して入れたりワイヤー部分でこすったりすると歯や歯ぐきを痛めてしまうこともあります。最小サイズの4Sが入らない場合は、デンタルフロスを使いましょう。
 ▽痛んだら交換
 歯間ブラシは歯ブラシのように洗って、繰り返し使うことができますが、毛が痛んだり、ワイヤーが曲がったり、グラグラし始めたら、交換の目安です。
 歯ぐきに炎症がある場合、出血することもあります。毎日使用していても出血が続くようでしたら歯科医院へご相談ください。

 口臭の種類は大きく4つに分けられます。
 生理的口臭・・・唾液には口腔内を洗浄、殺菌する作用があります。起床時や空腹時、緊張時など、唾液の分泌量が少なくなることで口臭が発生します。
 病的口臭・・・歯周病、むし歯、歯垢、歯石など口腔内の原因と、呼吸器系、消化器系の病気、糖尿病などで口臭が発生します。
 外因的口臭・・・ニンニク、ニラなど臭いの強い食べ物を摂取した際や、アルコール、タバコなどを摂取することで口臭が発生します。
 内因的口臭・・・特に口臭に異常が認められなくても、口臭があると思い込んでしまう場合です。
 これらの中で多数を占めるのが病的口臭です。予防のために、ブラッシングや歯間の清掃(デンタルフロス、歯間ブラシなど)によって、お口の中の細菌を減らしましょう。マウスウォッシュやデンタルリンスを併用するのも効果的です。また、定期健診を受けてお口の中にむし歯や歯周病があれば早めの治療をお勧めします。正しいブラッシング方法などをもう一度確認することも大切です。

↑このページのトップヘ