枚方市の「宮園歯科日記」

大阪 枚方市の歯医者さん 【宮園歯科医院】 より、 「当院のお知らせ」 と 「歯科の耳寄り情報」 をお届けします。

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カテゴリ: 予防歯科


暑かった夏、水分補給に「お水、麦茶を飲んでいました」と答えが返ってくると、うれしいのですが、清涼飲料水やスポーツドリンクをたくさん飲んで過ごしていたら要注意です。

子どもの歯を観察して、歯と歯肉の境目が白く濁っていたり、歯の先端部分が薄くなっていたら黄色信号。
それは「歯」が溶かされ始めているサインです。
このまま甘味飲料を飲み続ける習慣が続くと本格的なむし歯に進行していきます。

そこで、まず、水分補給を「お水」「お茶」に変えましょう。
うがいができる子どもはフッ化物とキシリトール配合の歯磨き剤で歯を磨きましょう。
歯磨きを嫌がる場合は、お話をしたり、歌を歌ったりしながら、楽しい雰囲気の中で磨くと良いですよ。

歯ブラシに力を入れすぎず、軽いタッチで手早く磨くように心掛けてください。
慣れてきたら、隅々まで丁寧に磨けるようになると思います。
歯磨きでストレスを抱えないようにしましょうね。




色々な原因でおこる口臭。気にされている方は多いと思います。
一番簡単に自分でも出来る事は舌ブラシです。
舌の汚れ「舌苔(ぜったい)」によるものは、舌専用の舌ブラシを使って汚れを取ることで改善します。
歯ブラシを使って舌の汚れを取ると、舌に傷がついて舌苔が付着しやすくなると言われているので注意してください。
むし歯や歯周病、口腔内に長年入っている金属やプラスチックの詰め物や被せ物も口臭の原因になることがあります。
特に歯周病は口臭の大きな原因の一つです。
また、内臓疾患や糖尿病などの全身疾患によっても口臭は引き起こされます。
歯周病は全身疾患とも大きく関わりがあるのでしっかりと治療することをおススメします。
口腔内を清潔に保つことが口臭改善や健康維持にもつながるので、お口のメンテナンスをされては如何でしょうか?


         詰め物や被せ物の寿命


 治療した歯の詰め物や被せ物について、「どれくらいもちますか?」と聞かれることがあります。一般的には、銀より金、樹脂製よりセラミックの方が長持ちします。実は、金属などがダメになるケースは少なく、治療した歯がまたむし歯になって作製し直すことの方が多いのです。詰め物や被せ物の寿命は、お口の中の環境と密接に関係していると言えます。
 例えば、歯並び。整っている人の方がブラッシングしやすく、磨き残しが少ないので長持ちする傾向にあります。唾液の量が多い人は歯垢が付きにくく、寿命が長くなると言えます。そして、歯みがき。しっかり磨けている人の方がもちろん長持ちします。
 そこで、長持ちする秘訣を伝授します。ズバリ、治療後に定期的に受診し、お口の状態をチェックし、口腔ケアを受けることです。もちろん、自宅でのブラッシングも欠かせません。「何だ、そんなことか」と思うかもしれませんが、お口の環境にとても大切なことです。定期健診を受けて、詰め物・被せ物と一緒にお口の健康を目指してくださいね。

 皆さん、普段のブラッシングで取れるバイオフィルム(プラーク、歯垢、細菌)はどれくらいだと思いますか?歯並びが悪い方はもちろん、1日2回のブラッシングを行っている方でも、約7割のバイオフィルムが口腔内に残っていると言われています。
 洗口液をブラッシング後に使用することで、歯間部・歯肉溝のバイオフィルムを死滅させ、さらに口臭予防やプラークの沈着、歯肉炎に対する効果も認められています。まずはきちんとしたブラッシングを行い、その後洗口液を使用することでより効果が発揮されます。
 皆さん、一度試されてみてはいかがでしょうか!

 冷たいものや熱いもの、または甘いものを口に含んだり、歯を磨いた時にチクッと痛みを感じることがあります。このような症状を「象牙質知覚過敏症」といいます。
 原因は、歯周病(歯ぐきの病気)や加齢で歯ぐきが下がり、歯の根元が露出してしまうことなどが考えられます。歯の表面には、エナメル質といった外からの刺激を防ぐ役割をしている組織がありますが、歯の根元にはありません。そのため、歯髄(神経)が刺激され、”しみる”ような痛みを招きます。
 また、間違った歯みがきが原因となることもあります。「一生懸命磨こう」と思い、力を入れすぎたり、歯みがき剤の使いすぎで歯が摩耗したりすることもありますので、注意してくださいね。
 一度下がってしまった歯ぐきは、残念ながら元には戻りません。処置としては、薬を塗布したり、レーザー照射やプラスチックでカバーして刺激が伝わらないようにします。それでも症状がひどい場合は、歯の歯髄(神経)を処置し、痛みを取り除きます。
 症状が軽ければ、歯みがきの方法で改善することもあります。歯垢をつけておくと、ますます進行しますので、毎日丁寧にブラッシングしてくださいね。

 皆さん、”歯ぎしり”はよく耳にしますが、”歯の噛みしめ”についてはいかがでしょうか。仕事中や寝ている時、奥歯をギュッとしていることはありませんか?主な原因は、ストレスや不安といったものですが、最近ではデスクワークやスマホによりうつむく姿勢が噛みしめ癖を作ると言われています。
 噛みしめが続くと、顎の痛み、知覚過敏、歯周病、歯が割れる、といった不具合が起こり、眠ったのに朝から疲れている、首に違和感、肩こり、頭痛なども引き起こします。さらになんと・・・顔も大きくなります。正常な上下の歯と歯の間は、1~2ミリ開いています。これを意識する事、ストレス発散する事、マウスピースを付けて眠る事。これらのことで歯と歯茎をダメージから守りましょう。

 歯ブラシのヘッドが大きすぎると細かいところが磨けません。比較的小さめで、毛の硬さは”ふつう”を選ぶようにしてください。歯周病などで歯ぐきが腫れている方は、毛先のやわらかいものが良いでしょう。
 また、歯並びの悪いところや親知らずなどの磨きにくい部分は「ワンタフトブラシ」という毛束が1つになっている小さいブラシを併用することをお勧めします。
 まれに、子ども用の歯ブラシを使用されている方がいますが、毛先が短くカットされているため、大人用に比べると毛が硬く、歯ぐきを傷付けてしまいやすいので、やめておいてくださいね。
 自分の口の中の状態がわからない・・・という方は、担当医や歯科衛生士に聞いてみてください。

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