枚方市の「宮園歯科日記」

大阪 枚方市の歯医者さん 【宮園歯科医院】 より、 「当院のお知らせ」 と 「歯科の耳寄り情報」 をお届けします。

歯やお口のお悩みはお気軽にご予約 TEL 072-848-1105 ください。

カテゴリ: かみ合わせ

 皆さんの身近に「まだ噛めるから」「痛みがない」といって歯が抜けたまま放置している人はいませんか。「1本ぐらい歯がなくても・・・」は大間違い。治療を受けずにそのままにしておくと、次々と歯が悪くなる原因になります。
 例えば、下顎の奥歯が抜けてしまったケース。反対側で噛むことができるので、治療を後回しにする人がいます。一方の側だけで噛み続ければ、残った奥歯を酷使することになり、深刻なダメージを与えてしまいます。
 抜けたところに隣の歯が傾いてきたり、歯にすき間ができたり、噛み合わせにも変化が起こります。噛んだ時に過度な負担がかかり、歯ぐきや骨を痛めつけることで歯周病になりやすくなります。顎の関節に支障が出ることも。
 歯ぐきがやせ細れば入れ歯が安定しづらくなり、顎の骨が薄くなればインプラントも難しくなります。食べ物が十分に噛めなくなることで消化・吸収にも悪影響を及ぼします。
「気づいたときにはもう手遅れだった」なんてことにもなりかねません。歯が抜けたら放置せず、早めに治療を受けてくださいね。

 最近来院される患者様の中にアゴが痛いと言われる方が結構おられます。朝起きると、こめかみが痛い。歯がしみるなどの症状はありませんか?
 実はこれは噛み締めているのが原因で起こっている事があります。寝ている時の歯ぎしりや普段の生活で気づいたら噛み締めているなど、そのまま続けていると色々な症状が出てくる場合があります。例えば、知覚過敏、歯周病、歯の破折、顎関節症、肩こり、頭痛などです。
 主な原因はストレスと言われています。普段の生活の中で集中している時などは無意識に力が入っていて、くいしばっていたりする方は少し気をつけるだけでも違ってくると思います。
 また、マウスガードも歯ぎしりから歯を守る為にされる方もいるので一度、先生またはスタッフまでご相談下さい。

歯と歯ぐきの境目が欠けたり、その部分に詰め物があったり凍みたりする方、原因は咬み合わせにあることをご存知でしょうか。
 多くは歯の磨きすぎや磨き方の問題と言われたり、原因不明のまま知覚過敏で処理されたりしていますが、これは咬み合わせの不調和で歯に無理な力が加わって起こる、れっきとした病気です。
 歯の表面はエナメル質という成分でできており、体の中で一番硬い組織です。しかしこのエナメル質は、たわむとガラスの棒の様に割れてしまう特性がある為、必要以上に強い力が加わると構造上最も弱い、歯ぐきとの境目が欠けてしまうのです。この為、無理な力を除去しない限り、何度詰め物をしても改善されません。
 特に、疲れやストレスがある時は、くいしばりや歯ぎしりによる負荷がかかり、病気が進行します。重度になると神経が過敏になり、ひどく凍みたり、歯が割れたり、抜けてしまうこともあります。心当たりのある方は相談されてみてはいかがでしょうか。

 いろいろな原因が考えられますが、歯ぎしり、噛みしめ、くいしばりなどの癖("ブラキシズム")が関係していることが少なくありません。ブラキシズムがひどくなると、歯の摩耗や歯の破折、歯周疾患、顎関節症、肩こりなどの様々な問題を引き起こすことが指摘されています。もっとも、近年の研究では、不安やストレスを緩和させる役割があるともいわれており、一概に"悪癖"扱いできないようです。ストレスの多い現代人にとっては、悩ましいですね。
 睡眠中のブラキシズムを根本的になくすことは難しいと言われます。歯に加わる強い力から歯を守るために、マウスピースを装着する対処療法があります。一度、歯医者さんに相談してみてはいかがでしょう。

 寝ている間、ほとんどの方が歯ぎしりをしています。歯ぎしりは音がなるものと思っている方が多いと思いますが、必ずしも音はならないので、自分は歯ぎしりをしていないと思っていても、実は歯ぎしりをしている場合が多いのです。 寝ている間の咬む力は起きている間の6倍以上になるので、歯に大きな負担がかかり、いつの間にか歯を支える骨に影響を及ぼすこともしばしばです。歯ぎしりは無意識にしているので止めるのは難しいですが、「ナイトガード」(マウスピースのようなもの)を使用することでアゴへの負担を軽減したり、歯が削れるのを防ぐことができます。 気になる方は、一度ご相談下さい。

 しみる原因はいくつかありますが、もっとも多い原因は、歯の表面にあるエナメル質という歯質が減退していることが挙げられます。
 エナメル質が減少すると象牙質が露出してしまい、歯の神経を刺激し知覚過敏を引き起こすためです。
 噛み合わせ、歯ぎしりに問題がある場合やブラッシングで力を入れすぎたり研磨剤入りの歯磨き剤で磨きすぎたりすると、エナメル質が削られてしまいます。また、酸性食品の過剰な摂取によって、エナメル質が溶ける「酸蝕歯」もエナメル質減退の一つです。
 まずは、歯科医院で何による症状かを診断してもらいましょう。噛み合わせの調整やマウスピースの装着が必要な場合もあれば、ブラッシング方法を見直せば済むこともあります。早めに歯科医院へご相談下さい。

 人に指摘されるまで自分では全く気付かない歯ぎしり。寝ている間にも歯を擦り合わせて鍛えている-ということは、ありません。それどころか歯ぎしりは無意識のため力の加減ができず、歯や歯周組織を傷めるリスクが高くなります。
 歯医者さんでは、歯の磨り減り具合で歯ぎしりを”発見”することがよくあります。治療法は①歯ぎしりしていることを日頃から自覚し、意識的に止める②睡眠時のマウスピースのような物を入れるスプリント療法-があります。歯ぎしりをする方は、一度、歯医者さんに相談してみてください。
 「歯ぎしりは歯の寿命を縮める」は、ホントですね。

↑このページのトップヘ