枚方市の「宮園歯科日記」

大阪 枚方市の歯医者さん 【宮園歯科医院】 より、 「当院のお知らせ」 と 「歯科の耳寄り情報」 をお届けします。

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 「子どもの歯並びをよくしたい」という親が増えています。
 歯並びやかみ合わせを悪くする原因の一つと考えられているのが、“指しゃぶり”や“頬づえ”、“口呼吸”など幼児期の“クセ”。悪い歯並びは見た目だけでなく、咬み合わせなど口腔の健康にも影響します。
 「指しゃぶり」の影響といわれるのが開咬(上の前歯と下の前歯がかみ合わない状態)です。ひどい場合、発音や嚥下への悪影響や口元の突出の原因になるため、4~5歳を過ぎた指しゃぶりは指導した方が良いという意見が多いようです。ただし、3歳までは自然な行為なので、特に禁止する必要はないようです。「頬づえ」を成長期に習慣的にくり返すと、顎の骨のバランスが狂ってしまい歯並びやかみ合わせに影響します。
 「口呼吸」をする子どもは口が開きっぱなしになり、顎、舌の位置が下がります。上あごのアーチ幅がせまくなり、出っ歯やかみ合わせの異常につながるといわれています。
 発育期の子どもの“クセ”に注意してあげたいものです。

 実は、生えたての歯は意外と軟らかいのです。見た目には硬そうに見えますが、硬い状態で生えてくるわけではないのです。完全に硬くなるのには約3年かかるといわれています。
 ですから、エナメル質の再石灰化を促すフッ化物の応用は、歯の生えたてから3年間が最も有効とあれています。
 すなわち乳歯では歯が生えて間もない1歳頃から、永久歯では第1大臼歯が生える5~6歳頃から第2大臼歯が生え終わった後の15歳頃までの間が最も有効とされています。
 また一般に、フッ化物応用によるむし歯予防というと小児・学童期のものと思われがちですが、それ以降の思春期から成人を経て、歯の根の部分のむし歯のリスクの増す高齢者の年代に至るむし歯予防にも大変効果があり、全年代を通じ継続しての使用が望まれます。
 アメリカではこのフッ化物応用を全成人患者の32.2%に実施しているという報告がありますが、おそらく日本では0%に近い数字になるのではないでしょうか。
 その理由として我が国での永久歯に対するフッ化物応用による予防処置が健康保険で給付されないという事情が考えられるのですが、難しいところですね。
 常日頃からのフッ化物配合歯磨剤の使用を含め、定期健診の際には是非このフッ化物応用による処置を受けていただきたいものです。

 現在、日本で、販売されている歯磨剤の90パーセントにフッ素が配合されています。フッ素は、ある程度、濃度が高いほど効果があります。わが国では、フッ化物イオン濃度は、1000ppm以下に定められていますので、歯科医院で販売されている歯磨剤は、950ppmのものがほとんどです。ドラッグストアなどで、販売されている物は、950~850ppmと、やや濃度が低いようです。歯磨剤のフッ素濃度は、高いほど、虫歯予防に効果があります。フッ化物配合歯磨剤の虫歯予防率は、30~40%です。また成人、高齢者の根面むしばにたいしては、67%の予防効果が報告されています。
 フッ化物配合歯磨剤は、フッ化物歯面塗布を行うことにより相乗的効果が得られます。フッ素歯面塗布との複合応用によって、フッ素歯面塗布のみの群に比べ、乳歯むし歯の減少率checkup_s_pht[1]
65%が認められました。 従って、フッ素歯面塗布と、フッ化物配合歯磨剤の使用は、一緒にに行うことが非常に重要です。 

平成25年7月20日(土)午後1時半より3時まで、キッズクラブの会員のお子さんと一緒に、歯科診療体験や、歯みがき指導などを楽しみながら行う予定です。歯科診療体験では、いつも気になっている歯科用のチェアーのバキューム(お口の水を吸い取る器械)のヒミツを探ってみましょう。また、歯型を取る道具を使って、指の形をとってみましょう。 場所は、宮園歯科医院診療室で、行います。

2000年からスタートした「健康日本21」の影響を受け、長寿に、歯の健康が大変重要であるという認識が、深まってきています。こうした歯の大切さを、見直す上で、フッ化物の応用の重要性が、認められるようになってきました。
その「う蝕予防方法の普及計画」の中に、乳幼児期・学齢期・成人期・高齢期の4つのライフステージ全てにおいて、「フッ化物の応用」が示されました。このことは、成人や高齢者にもフッ化物応用が必要で有効であると国が示したということです。即ち、成人や高齢者でも「フッ素塗布や、フッ素入り歯磨き粉を使うことが、歯を残していく上で重要だ!」ということです。

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