枚方市の「宮園歯科日記」

大阪 枚方市の歯医者さん 【宮園歯科医院】 より、 「当院のお知らせ」 と 「歯科の耳寄り情報」 をお届けします。

歯やお口のお悩みはお気軽にご予約 TEL 072-848-1105 ください。

8月8日土曜日より12日水曜日まで、夏季休暇とさせて頂きます。8月13日(木曜日)より、診療させていただきます。よろしくお願いいたします。

 歯科医院でのフッ素塗布や歯みがき剤に含まれるフッ素は、唾液に溶け込んで3つの働きをします。
 ①歯の再石灰化を促す
 飲食をするたびに、お口のなかでは「脱灰」と「再石灰化」が繰り返されます。脱灰は、飲食物に含まれる酸や細菌がつくる酸の影響で歯の成分(カルシウムやリン酸)が溶けだすこと。再石灰化は溶けだした歯の成分が唾液の作用で歯に戻り、修復することです。脱灰が続くとむし歯になってしまいます。
 フッ素は溶けだした歯の成分を再び沈着させ、再石灰化を促進させる働きがあります。初期のむし歯なら、フッ素による再石灰化の促進で改善することが分かっています。
 ②むし歯菌の活動を抑える
 プラーク内にフッ素が入り込み、細菌の活動を邪魔します。むし歯の原因となる酸をつくる力を抑えます。
 ③歯を強くする
 口の中にフッ素があると、再石灰化するときに歯の結晶を硬くし、酸に溶けにくい歯になります。結晶が硬くなるには、フッ素塗布やフッ素入りの歯みがき剤などを使い続けることが大切です。

 世界で広がるフッ素利用
 フッ素のむし歯予防効果は日本でも広く知られるようになりました。家庭においてもフッ素を配合した歯みがき剤や洗口液などを多くの方が利用しています。もともとフッ素は自然に広く存在する元素のひとつですが、いつからむし歯予防に利用されるようになったのでしょうか。
 ◇予防効果の発見
 フッ素研究の黎明は100年以上前に遡ります。コロラド州を訪れたアメリカの歯科医師フレデリック・マッケイ博士は、住民の多くが褐色の歯をしていることに驚きました。そして、歯に着色がある住民にはほとんどむし歯がないことに気が付きます。「これは環境によるものに違いない」と調査を始めたマッケイ氏は、飲料水に高濃度のフッ素が含まれていることを発見しました。その後、アメリカ国立衛生研究所によってフッ素を適度な濃度に調整すれば歯が着色することなく、むし歯予防に効果があることが明らかになりました。
 ◇フロリデーション
 フッ素の利用には様々な方法がありますが、水道水のフッ化物濃度を調整するフロリデーションという方法もその一つです。アメリカをはじめ、アイルランド、オーストラリア、韓国など世界61ヵ国、3億6000万人以上がフロリデーションによってフッ素の含まれた水道水を飲み、むし歯を予防しています。 日本では米軍基地内を除き導入されていませんが、厚生労働省は地域の要請に応えて技術支援を行うことを表明しています。むし歯の無い社会に向けて、フッ素利用は世界中で推進されています。

 外傷で歯が抜けてしまっても、歯の根っこの状態によっては元の場所に元どおり戻せる可能性があります。歯を持って急いで受診してください。
 歯の根っこは歯根膜という組織で覆われています。歯を戻すには歯根膜を①触らない②こすらない③乾燥させないーーことが大切です。
 抜けた歯は必ず歯の頭を持つようにしましょう。水道水に浸けると歯根膜がだめになるので、歯の保存液または牛乳に浸けて乾燥を防ぎます。その場に何もない時はとりあえず、本人の唾液に浸します。牛乳なら6時間、保存液は24時間程度保存可能です。

 「歯」が勝敗を左右する!?
 「歯」が勝敗を左右するかもーー。口腔内の状態がスポーツにおけるパフォーマンスに影響することが明らかになっています。
 ◇噛み合わせが影響
 厳しいトレーニングに励むスポーツ選手は毎食しっかり栄養を摂ることが欠かせません。そのためには健康な歯を維持することが重要ですが、それだけで力を最大限発揮できるわけではありません。近年の研究を通じて歯の噛み合わせが競技成績にも影響することが分かってきたのです。
 私たちは重い荷物を持ち上げたり、立ち上がったりする時、歯を噛みしめて体に力を込めます。奥歯を強く噛むことで頭部の重心や関節の筋肉が安定し、大きな力を出すことができるからです。この時、噛み合わせがずれていると顎に力が十分伝わらず、本来の力が発揮できなくなります。
 ◇身体能力を発揮
 咬合と身体機能への影響を調べた研究では、歯を噛みしめた時に下肢の筋活動が上昇することが判明。咬合と体のバランスの研究では、噛み合わせがずれている状態では重心が不安定になることも分かっています。
 力やバランスを重視するスポーツほど噛み合わせの影響が大きくなり、しっかり噛める選手ほど身体能力を発揮できるというわけです。重量上げやボート、体操競技だけでなく、野球やゴルフの打撃の瞬間、射撃やアーチェリーなどの静止が求められる競技も無関係ではありません。
 噛み合わせは歯科医師による治療や指導、マウスピースの装着などで改善することができます。芸能人だけでなく、「アスリートも歯が命」ですね。

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