枚方市の「宮園歯科日記」

大阪 枚方市の歯医者さん 【宮園歯科医院】 より、 「当院のお知らせ」 と 「歯科の耳寄り情報」 をお届けします。

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 むし歯予防のために歯科医院でフッ素を塗ってもらったことはありますか?歯みがき剤にもフッ素が含まれますが、大きく異なるのはフッ素の濃度です。
 家庭で使う歯みがき剤の濃度は一番高いものでも1500ppm。歯科医院で使う薬は、なんと6倍の9000ppmです。濃度が上がるとむし歯予防の効果も上がりますが、高濃度のフッ素塗布は歯科医院でなければ受けられません。
 フッ素塗布は、生えたばかりの乳歯や永久歯を守るのに特に効果的。生えたての歯はやわらかく、むし歯になりやすいからです。
 大人でも、歯の根元の象牙質がむき出しになって起こるむし歯(根面う蝕)などには効果を発揮します。象牙質はエナメル質より軟らかいため、フッ素で表面を強化してむし歯を予防します。
 フッ素塗布は1回受けただけでは十分な効果を得られません。定期的に受けないと効果が下がりますので、年に数回は忘れずに受診してくださいね。

 マウスガードはアメリカンフットボールやボクシング、ラクロスなど一部のスポーツで怪我の予防を目的に着用が義務付けられています。最近では、接触が多いスポーツ以外にも使用が広がり、野球やソフトボール、陸上競技などで着用するトップアスリートも増えてきています。
 マウスガードは口腔内の外傷予防に高い効果を発揮するだけでなく、頭頚部の外傷の軽減や自分の歯で相手を傷つけることを予防するなどの効果があることがわかっています。特に子どもにおいては部活動で激しく運動する機会が多く、多くの競技でマウスガードの着用が推奨されています。
 マウスガードにはスポーツ用品店で購入できる既製品と歯科医院で作成するカスタムメイドがあります。既製品は安価で購入できますが、不適切な使用をすると外傷予防効果が期待できなかったり、歯並びや噛み合わせに悪影響を与えることがあるので注意が必要です。歯科医院では自分の歯に適合したマウスガードが作成できますので、かかりつけの先生にご相談ください。

 むし歯の予防に「フッ素」が役立つことがよく知られるようになりました。 
 歯科で使われる場合、正式には「フッ化物」と呼ばれます。フッ化物の未利用はカリエスリスクの一つにもなるほど、その予防効果は明らかになっています。
 ◇むし歯の予防する3つの作用
 ①再石灰化を促進し歯を修復 
  歯の表面のエナメル質に付着したむし歯菌が作り出した酸によって歯からはカルシウムなどが溶けだします。フッ化物は唾液に含まれるカルシウムやリンなどの歯への再沈着を促します。 
 ②歯を強くする
  エナメル質を作るカルシウムと結びつくことで歯質を強くして、酸に溶けにくい歯にします。
 ③細菌の酸産生を押さえます
  ブラッシングで落とせなかったプラークに棲む、むし歯細菌の活動を抑えて、酸が作られるのを防ぎます。
 ◇利用方法
 ▽フッ化物配合歯みがき剤を使用することで、歯磨き中や歯みがき後に口の中に残ったフッ化物が歯の表面に作用します。
 ▽フッ化物洗口
  フッ化物洗口液で口をぶくぶくすすぐ方法です。一般の薬局でも高濃度の液の販売が認められるようになりました。
 ▽フッ化物塗布
  歯科医院などで高濃度のフッ化物を直接、歯に塗る方法です。年に数回行うと有効です。乳幼児の生えたての歯は未成熟でむし歯になりやすいため、特に効果的。

 ◇「低栄養」とお口の関係
 高齢者の「低栄養」が問題になっています。低栄養とは、身体を動かすために必要なエネルギーや、筋肉を維持するためのタンパク質が不足している状態です。
 高齢者の「低栄養」は自立度を低下させ、最悪の場合寝たきりになってしまうこともあります。そして、この低栄養と口腔内の状態には関連があることがわかってきました。
 70歳以上の高齢者のうち、「噛めないものが多い」と答えた人のうち約33%が、「噛んで食べることができない」と答えた人では約63%が低栄養の傾向にあるという報告があります。
 ◇歯みがきとメンテナンス
 老後もいつまでも元気に過ごすためには、健康的な食事や運動を心がけるだけでなく、しっかり噛んで食べられる健康な歯を維持することがとても大切です。
 正しい歯みがき習慣を身につけることと、定期的にメンテナンスを受けてお口の健康管理を心がけることが、歯と全身の健康寿命を延ばすことにつながります。

 日本人の9割は口臭を気にしたことがある――。民間企業の意識調査(2019年)で、こんな結果が出ました。特に男性の「口の悩み」では、むし歯や歯の黄ばみなどを抑えて口臭が1位にランクインしており、大きな悩みの種になっています。
 口臭は多かれ少なかれ、誰にでもあるものです。例えば朝起きた時、口が少し臭うことはありませんか。これは睡眠中に唾液の分泌が減り、細菌が増えやすくなるからです。ニンニクやお酒を飲んだ後も臭いますよね。こうした生理的な口臭は時間が経てば収まります。
 問題になるのは、慢性的に強い臭いを発する病的な口臭です。胃や腸など内臓疾患が原因の場合もありますが、臭いの原因のほとんどは歯周病と言われています。歯周病は悪化すればするほど細菌が増殖し、強烈な臭いの元凶となります。
 でもご安心ください。歯周病はセルフケアと歯科受診で治療できます。つまり、ほとんどの口臭は抑えることができるのです。口臭が気になる方はぜひ受診してくださいね。

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